「メモ帳」タイプの手軽なテキストエディタ。基本的な文書編集や検索・置換といった機能に加え、バッファによる「内部保存」機能、暗号化保存機能なども備える。「Mimura Software メモ帳」は、Windowsの「メモ帳」に似た、シンプルなインタフェースのテキストエディタ。メモの編集・保存をすばやく行える。切り取り、コピー、貼り付けといった基本的なテキスト編集機能のほか、文字列の検索・置換、現在の日付と時刻を文字列として挿入する機能などを搭載。日付と時刻は、日本語や英語、曜日の有無などをオプションから選択できる。テキスト全体のフォントや文字サイズを、設定で変更することも可能。ウィンドウ右端の折り返し表示なども可能だ。
編集したメモは、テキストファイルとして保存できるほか、「内部保存」という形で「Mimura Software メモ帳」内の記憶エリアに記録しておくことができる。内部保存用には「保存1」から「保存10」までの10個のバッファエリアに加え、「一時ファイル」というエリアが用意されている。「保存×」に保存したテキストは、アプリケーションを終了しても保持されるのに対し、「一時ファイル」に保存したものは、終了すると消えるという点が異なる。
ファイルの暗号化保存も可能。テキスト形式以外に、「Mimura & Nekota 暗号化ファイル(*.mnt2)」という独自形式で暗号化保存できるようになっている。「Mimura Software メモ帳」の作者とテキストエディタ「Plates TE」の作者が定義した暗号化形式で、両ソフトでファイル操作を行うことが可能だ。
ファイルの読み込みは、一般的なテキストファイル以外に、リッチテキスト形式のファイルに対応する。
オプションでは、表示関連として、
- 編集画面の左端の部分を利用して行番号を表示する
- 旧バージョンのウィンドウレイアウトで表示する
- ステータスバーの表示項目を選択する
などを指定することが可能。そのほかにも、保存間隔を指定できるファイルの自動保存(バックアップ)機能、(カスタマイズ後に)初期状態の設定に戻す機能などがある。