暗号化機能を備えたメモ帳ソフト。ツリービューにより、メモを階層管理できる。「Tombo」は、“メモを効率よく、またより安全に作成・管理”することが可能なメモ帳ソフト。ツリービューとメモ内容表示の2ペインの画面で、メモを効率よく参照・編集できる。強力な暗号化機能を持ち、メモの安全性を確保することが可能。正規表現による検索機能、ファイル名の自動生成機能なども搭載する。Windows CE版も用意され、Windows CEマシンとデータを共有できる。
メイン画面は、メモをツリービューで表示する「メモ一覧画面」、メモを参照・編集するための「メモ詳細画面」の2ペイン構成。メモの1行目に書かれた文字列(メモタイトル)がファイル名として利用され、メモ一覧画面にも表示される仕組み。メモタイトルとファイル名を連動させる機能も利用できる。メモタイトルが変更された場合、ファイル名も自動的に変わるようになる。
メモは、ファイルごとに暗号化保存することが可能。暗号化アルゴリズムには、Blowfish共有鍵暗号(128ビット長)が採用されている。暗号化保存時には、ファイル名をランダムにするオプションも設定できる。
正規表現を用いた検索にも対応。メモ全体または特定のメモに対して検索を行える。暗号化したメモやファイル名を検索することも可能だ。
「仮想フォルダ」を利用した抽出機能もある。仮想フォルダは、条件に一致したメモが一つのフォルダにあるように見せかける機能。必要なメモを集められる。条件用のフィルタには「検索フィルタ」「件数フィルタ」「日付フィルタ」「ソートフィルタ」があり、
- Pri:Hの文字列が含まれ、最近15件以内で、10日以内に更新されたメモ
などという条件でメモを抽出できる。作成した仮想フォルダを保存しておくことも可能だ。そのほかにも、メモを「お気に入り」に追加して一覧表示からアクセスする機能、日付や時間をメモに挿入する機能、選択したフォルダ内のメモから指定文字列を含むメモを抽出する「クイックフィルタ」機能などを備えている。
「Tombo」には、Windows版のほかにWindows CE版もある。Windowsパソコンで入力したメモをWindows CEマシンで持ち歩いたり、外出先で入力したメモをWindowsパソコンで整理したりといった使い方が可能。両者で共有するメモは、ActiveSync機能により最新の状態に同期させることができる。