「ぬり絵ツクール」は、画像ファイルをもとに、ぬり絵用の画像を作るためのソフト。使い方は非常に簡単。「洗濯機」が描かれたメイン画面に、画像ファイルをドラッグ＆ドロップするだけでよい。BMP/JPEG形式の画像ファイルに対応する。

画像をドラッグ＆ドロップすると「洗濯機」が作動し、元画像の色を落とす。これで輪郭だけの画像ができあがり、ぬり絵を楽しめるようになる。下絵画像が完成すると、（Windows標準の）「ペイント」がファイルを読み込んだ状態で自動的に起動する。あとは「ペイント」を使って色を塗ればよい。「ペイント」の起動と同時に、色付きの元画像も表示されるため、元画像も参考にできる。

色の解析やアウトラインの抽出などは自動で行われ、ユーザが行うべき操作らしい操作はない。作成された下絵画像を保存し、さらに「ぬり絵ツクール」にかけることで、アウトラインが太く強調された画像にすることも可能だ。

バーコードパレットのアイデアは大変におもしろい。詳細がよくわからないのだが、アウトラインの太さや色などの情報もバーコードに入れることができるようだ。画像集の充実も待たれる。

開発中に苦労した点
ぬりえ専用画像以外にも、写真等からもアウトラインが取れるように、色調を自動解析させるところに苦労しました。霧のなかのぼんやりした家のシルエットもきれいに取り出せるのが自慢です。

ユーザにお勧めする使い方
塗り絵以外にも、書き出したアウトラインデータを、もう一度ドラッグ＆ドロップすると、線を太らすことができます。アウトライン書き出しの専門ツールとしての機能があります。

今後のバージョンアップ予定
無料のオリジナルぬり絵BMP画像をblogで公開しています。ぬり絵バーコードには、いろいろな機能が盛り込めるので、洗濯して思わず塗りたくなるような塗り絵を描いていきたいです。