簡単な設定で、精度の高い更新チェックを行えるソフト。「WebWatcher」は、Webページの更新を定期的にチェックして、内容に変更があれば通知してくれるソフト。対象ファイルの全文を比較してチェックを行えるのはもちろん、「あらかじめ指定されたキーワードから、一定バイト数内で変更があったかどうか」で判定する「部分チェック」機能も用意されている。チェック対象を五つまで登録できるフリー版のほか、サイト数に制限がなく、一部上位機能を備えたシェアウェア版もある。
「部分チェック」は、特定のエリアだけを対象に更新判定を行う機能。更新されたか否かをピンポイントで調べられる。例えば、チェック対象ページに「最終更新日: <日付>」といった文字列が含まれる場合、「アンカーキーワード」に「最終更新日」を、「サイズ」に「最終更新日」から「日付」までのバイト数(サイズ)を設定することで、「日付」文字列を判定材料とできる。アンカーキーワードとサイズは、ダイアログ内でチェック対象のソースコードを見ながら指定できる。ロードするたびに内容が変化するようなページでも、関係ない部分は無視した上でチェックできる。
更新チェックのタイミングは、細かく設定できる。毎日/毎週×曜日/毎月×日の指定時刻で設定できるほか、「WebWatcher」の起動時や一定間隔での繰り返しチェックを設定することも可能だ。
チェック対象とできるのは、スタティックなWebページはもちろん、ユーザID/パスワードでの認証が必要なページ。さらには、CGIで呼び出された結果のページも対象にできる(シェアウェア版では、CGIでサーバに送信されるデータフォームも編集可能)。
更新は、サウンドやポップアップ表示でユーザに通知する。対象ページをブラウザで開くことも可能。自動的にダウンロードすることも可能で、Webページの更新ログを記録していくような使い方もできる。
メールで通知する機能もある(シェアウェア版のみ)。携帯電話などにメールを送信することで、どこにいてもチェック結果を知ることができる。