「ぼくのカレンダー」は軽快に動作する、シンプルな外観のカレンダーソフト。和暦、六曜、干支（十干十二支）など、さまざまな暦情報を表示する。用意された表示形式は「一覧形式」「カレンダー形式」の2種類。カレンダー形式では、最大12年分のカレンダーを同時に表示させられる。

表示できるのは、日付や曜日といった基本情報に加え、和暦、祝日、旧暦、六曜、干支（十干十二支）、季節の日（二十四節気、雑節、節句、その他）の各暦情報。六曜や季節の日は、日付にマウスポインタを乗せることで表示される。表示形式で一覧形式を選択すれば、すべての暦情報が表示される仕組み。

表示される情報をファイル出力することも可能。指定月1ヵ月分または指定年1年分を選択して、タブ区切りまたはカンマ区切りのテキストファイルとして保存できる。

カレンダーは、西暦1年から西暦9999年までに対応。月単位（前月/次月）、年単位（前年/次年）で表示月を切り替えたり、指定月のカレンダーに切り替えたりできる。もちろん「今日」にもすぐに戻れる。表示するカレンダーの数は、横・縦それぞれ1から12までの整数値で指定する。最大で横12×縦12の12年（144ヵ月）分のカレンダーを同時に表示できる。

西暦1年から西暦9999年までのカレンダーを表示できるので、自分や家族、友人、恋人などが生まれた日のカレンダーを表示したり、歴史に残る日などのカレンダーを表示できるのもうれしい。メモ機能を利用して予定などを書き込み、シンプルなスケジューラやPIMとしての使い方もできる。

ユニークなのは、設定された誕生日、任意の日からの経過日および経過年月日を表示する機能。過去の出来事を思い出し、「あの日からもう○年○月も過ぎてしまったんだ」という使い方ができる。ヘルプファイルなどには記されていないが、未来の年月日を誕生日や任意の日に指定し、「経過日」に○○日前と表示させる」ことで、将来の日付までの日数をカウントダウンすることもできる。

シンプルな作りなので、使い方を悩むことなく、誰にでもお勧めできるカレンダーソフトだ。

開発中に苦労した点
仕事とは違い、自由気ままに開発を進めましたので、あまり苦労したという感覚はありません。ただ、旧暦、六曜、二十四節気を自動計算している部分は少してこずりました。

ユーザにお勧めする使い方
お勧めしたいのは、

• 一覧形式での表示 → すべての項目を見渡すことができる → 大変便利
• 誕生日や記念日を登録 → 任意の日までの経過日数が分かる → 大変便利
• 時刻の自動調整 → コンピュータの日付が調整される → 大変便利

今後のバージョンアップ予定
月干支の表示機能や、現在の種類や曜日によるマークや装飾だけでなく、任意の日付を自由に装飾する機能を追加しようと考えております。いつになるかはわかりませんが……。また、ほかにもご要望がありましたら、機能追加を検討いたします。