表示位置や表示方法などを細かく変更できる、カスタマイズ自由度の高いデスクトップカレンダー。「bonCalendar」は、“見た目をカスタマイズすること”が重視された、月間表示のカレンダーソフト。ユーザのカスタマイズできる項目が豊富で、フォントやサイズ、色などはもちろん、表示位置や表示方法、透明度などを好みで変更できる。カレンダーを回転させ、傾けた状態で表示させることも可能だ。
初期状態での起動画面は、黒い半透明のウィンドウに週単位での月間カレンダーが表示される、カレンダーソフトとしては一般的なもの。土・日曜日が色分け表示されるのはもちろん、祝日や振替休日、ユーザの設定できる記念日なども色分け表示される。祝日や記念日にマウスポインタを乗せると、祝日名などをツールチップで表示してくれる。ウィンドウサイズは260×210ピクセル。デスクトップの隅に置いておけば、他の作業の邪魔にならない。
ソフトの大きな特徴になっているのがカスタマイズ自由度の高さ。設定画面は「Window」「年/月」「日付1」など、計5枚のパネルからなり、多数の設定項目が用意されている。設定内容を細かく変更することで、好みの“見た目”にできる仕組み。
ウィンドウではサイズや背景色、透明度を変更できるほか、形状(四角または円)を変更することも可能。「Windowに影を付ける」というオプションも用意されている。
「January 2006」などの年/月表示では、それぞれのフォント、サイズ、色を指定できるのに加え、月の表示方法を指定することも可能。英語表記にするか、数字で表記するかを選択できるほか、英語の場合は大文字にするか、Janなどの省略形にするかというオプションも指定できる。さらに、表示位置を個別に座標指定することも可能。透明度も指定できる。
日付も年/月表示同様、フォントや色などを細かくカスタマイズすることが可能。さらに、日にちの間隔や当日の表示方法、カレンダーの表示方式なども変更できる。当日の表示は「円で明示」または「サイズの変更」から選べる。例えば「円で明示」する場合は、円の表示位置を座標指定したり、円の半径や線の幅を指定したりも可能だ。カレンダーの表示方式は「1列に並べる」「週単位」のいずれかを選べる。「週単位」の場合は、各週の表示位置を個別に指定できるため、週ごとに少しずつズラして表示させるといったことも可能だ。
カレンダーを回転させることもできる。回転基準は「Window中心」「Window左上」「クリックで指定」など6パターンから選択できるようになっている。そのほかにも、表示優先度などを指定することが可能。表示月は前年/前月、現在、次月/次年、年月指定でジャンプできる。