「Entersoft Desktop Calendar」は、洒落たデザインのコンパクトなカレンダー＆スケジュール管理ソフト。カスタマイズ性に優れ、タイトル、曜日、日付のフォントや文字色、背景色を自由に設定できる。タイトルや曜日の表記法を変更できるほか、「カレンダーをどの曜日からはじめるか」の設定も可能。特に開始曜日は日曜、月曜だけでなく、どの曜日でも設定できる。

カレンダーには、スケジュールやタスクを登録できる。スケジュールには開始/終了日時のほか、スケジュールの分類と詳細を登録しておくことが可能。さらに、スケジュールにアラームを設定したり、付箋紙としてデスクトップに貼り付けたりもできる。選択日のスケジュールはメイン画面のカレンダー下の部分に表示される。スケジュールをクリックすると設定画面が表示され、詳細の確認や編集ができるようになる仕組み。

「Entersoft Desktop Calendar」でのタスクは、いわゆるToDoのこと。期限や分類、詳細を登録できるほか、優先度や完了日の設定、付箋紙への転送などが可能だ。

付箋紙は、スケジュールやタスクから転送して作成できるほか、直接付箋紙に登録して（新規に）作成することが可能。付箋紙の色はブラック/レッド/ブルーなど、7色から選択でき、「内容によって、色を変えて管理する」といった使い方ができる。

アラーム機能は、スケジュールが近づいてきたことをメッセージで表示するもの。5分前から60分前まで、6段階から選択することができる。

デザインもすっきりしていて好感が持てる。こうしたカレンダーは常に表示しておきたい人も多いと思うが、常にデスクトップにあっても目障りにならない。付箋紙も同様で、右端だけが色分けされたデザインは洗練された印象。その気になればデザインをいろいろといじれるカスタマイズ性の高さも魅力だ。

こうしたソフトはあれもこれもと機能を付け加えるものではなく、操作もシンプルであるべきだとは思うが、ひとつだけ要望を挙げさせてもらうと、日付のダブルクリック、もしくは右クリックでのスケジュール作成ができるとうれしい。「日付を選択してから、メニューのスケジュールを開いて」といった操作は、筆者のような面倒くさがりにはちょっと不満が残る。

画面のデザインはWindows XPのビジュアルスタイルを使用することを前提にデザインしましたので、Windows XPで使用していただくとよいと思います。また、付箋紙機能も備えていますので、付箋紙ソフトを常駐させる必要がなくなります。

今後のバージョンアップとしては、

• カレンダーのActiveXコントロールの公開
• 他のソフトからでもスケジュール等が書き込めるようにデータベースの仕様公開
• 画面サイズの変更機能や、デザインのカスタマイズ機能強化