「あんない地図Maker」は、簡単な操作で案内用の周辺地図を作成できるソフト。道路・線路や建物などのわかりやすいアイコンが多数用意され、アイコンを組み合わせてキャンバスに並べるだけで、案内地図を作成できる。完成した地図はBMP/JPEG形式の画像ファイルに保存できる。

キャンバスは、最小3×3マス（96×96ピクセル）から最大32×24マス（1,024×768ピクセル）の範囲で調整することが可能。利用できるアイコンは多彩で、155種類の基本アイコンに加え、53種類の透過・特殊アイコンが用意されている。道路や線路、建物といった基本アイコンの上に、標識や信号、矢印などの透過・特殊アイコンを重ねて配置できるようになっている。アイコンは90度単位で回転させることができるほか、2×2（4倍）〜4×4（16倍）に拡大して使用することも可能。付属のアイコンだけで表現できない図形やマークは、ユーザアイコンとして登録できる。

キャンバス上に線を引いたり、文字を入力したりといったことも可能。最寄り駅から自宅までのルートを書き込んだり、ランドマークを書き込んだりできる。

さらに、外部画像を読み込んでキャンバスに配置することもできる。BMP/JPEG/GIF/ICO形式のファイルを利用することが可能だ。

ドロー型で自由に線が引けるソフトと比べると自由度が低いように見えるが、必要なものだけをスッキリ示す案内地図に向いた方式だと感じた。グリッドになったキャンパスは距離感が取りやすく、誰でもすぐになじめる。気になる表現力は、道路のような基本コンに信号や矢印などの透過アイコンを重ねられるので、案内地図を描くには十分。ユーザ独自の画像を作って読み込ませることも可能で、自社マークや付近の目立つ建物などを登録しておける。

操作方法は、左クリックでアイコン描画、右クリックでコンテキストメニューというスッキリとしたもの。アイコンを選んでマウスクリックで置いていく方式なので、積み木を並べていくような感じで楽しい。

開発中に苦労した点
このソフトだけではないのですが、技術的な面よりも、使っていただくユーザさまに直感的にわかりやすく使っていただくことを考えるのに苦労します。

ユーザにお勧めする使い方
このソフトを使って地図を作るだけでも結構楽しいですが、地図の保存もBMPとJPEG両方の形式に対応していますので、きれいに印刷したいときはBMPで保存し、ホームページなどに設置するならばJPEG形式で保存してください。

今後のバージョンアップ予定
ユーザさまの声次第で適時改訂していきます。ですから「ここが使いにいよ」「この方がわかりやすいよ」などのご意見を、ぜひともお寄せいただきたいです。