ファイルの詳細な情報表示と、充実した検索機能が特徴の“定番”ファイルユーティリティ。「File Buddy 8」は、使いやすさと機能の豊富さで定評のあるMac OS用高機能ファイルユーティリティ「File Buddy」シリーズの新バージョン。ファイル情報や属性の表示のほか、不可視ファイルの表示、タイプ/クリエータの編集、リソースフォークの除去など、ファイルに関する便利な機能を多数備える。Mac OS X 10.3以降で動作する。
ファイル情報は、ファイル種類/容量/作成日をはじめ、ユーザ情報(オーナー/グループ)、ファイルタイプ/クリエータが一つのウィンドウにまとめて表示される。「ロック」「不可視」「拡張子を隠す」といったファイル属性も参照できる。
ファイルの編集では、コピー/移動/削除、エイリアスの作成といったFinderの機能に加え、タイプ/クリエータの編集、リソースフォークの除去といった操作が可能。タイプ/クリエータは、任意のファイルを指定して、指定ファイルと「同じ」に変更することも可能だ。
ファイルの検索・置換では、検索条件を細かく指定して実行できる。作成日などの日付や、ファイル/データフォーク/リソースフォークの容量は、××から××までといった範囲で指定できる。また、任意のファイルを指定して、特定条件が一致する「類似ファイル」を検索する機能もある。さらに重複ファイル、不可視ファイル、(作成したアプリケーションのない)迷子ファイルを探せる「お掃除」機能も用意されている。
情報の閲覧や編集を行う対象のファイルは、あらかじめ登録しておくことができる。ファイルリストでは、Finderのリスト表示と同様にファイルをソートしたり、下位フォルダを開いて階層表示にしたりすることが可能。リストは複数を作成できる。頻繁に利用するファイル/フォルダのリストを作成し、用途別やボリューム/フォルダ単位などのグループごとに使い分けられる。
そのほかにも、リンクが切れたエイリアスを見つけ出して修復する機能、初期設定フォルダを検索し、使われていない環境設定ファイルを報告する機能、フォルダやボリューム(ディスク)単位で、ファイルの目録を作成する機能(スナップショット)などがある。スナップショットを利用すると、フォルダやボリューム同士で内容を比較することが可能で、バックアップファイルの同一性を確認したり、特定の作業の前後でファイル内容の差分を比較したりできる。