「CrenaHtml2jpg」は、URLとキャプチャ画像のサイズを指定するだけで、Webページを自動的に縮小キャプチャしてくれるソフト。URLや画像サイズなどの設定とキャプチャの実行は、コンパクトなメイン画面から行うようになっており、キャプチャするためにわざわざWebブラウザを開く必要はない。保存可能な画像形式はBMP/GIF/JPEG/TIFF/PNG。BMPでは色深度、JPEGでは画質を指定して保存できる。

ユーザが設定できるのは「対象WebページのURL」「出力画像のサイズ」「画像形式」「遅延」「タイムアウト」「出力ファイル名」の各項目。URLは直接入力のほか、ドラッグ＆ドロップで指定することも可能。HTMLファイルやインターネットショートカットのドラッグ＆ドロップで指定できる。

機能面での特徴のひとつが「フルスクリーン自動取得」オプション。「出力画像のサイズ」でこのオプションを設定すると、キャプチャ画像の縦サイズが無限となり、縦長のページでも丸ごと1枚の画像にキャプチャできるようになる。

ページが開かれてからキャプチャ開始までの秒数を指定する「遅延」は、Flashムービーなどを含むページをキャプチャする際に有効だ。

コマンドライン起動にも対応する。設定項目をコマンドラインオプションとして付加した形で、コマンドラインから起動できる。バッチファイル、perlスクリプトからの実行や、Windowsのタスクスケジューラでの使用も可能だ。

小回りが利くのも特徴。特にコマンドラインに対応しているので、いろいろな使い方ができる。「CrenaHtml2jpg」が設定ファイルの形で持てるのは1種類なので、対象ページや画像サイズごとにバッチファイルにしておいてもいいし、各種スクリプトから呼び出すこともできる。perlスクリプトのサンプルも同梱されているので、参考にしてみるとよいだろう。

わざわざブラウザを開かずにWebページのキャプチャが撮れるのも便利で、ポップアップやスクリプトエラーダイアログが抑止されているのも使いやすい。逆にブラウザで閲覧中のページをキャプチャしたいということもあるだろうが、そのあたりは別のソフト（例えばIEのコンテキストメニューに機能を追加するユーティリティなど）を利用すればよい。シンプルによくまとまったソフトだと感じた。

そこで、コマンドラインで動作し、正しくWebサムネイル画像を取得できるソフトを作成しました。リンク集、カテゴリー集を運営されているサイトで、多数のサイトのWebサムネイルを自動で取得したい場合に、バッチスクリプトを組めば自動で取得できます。

自分としては、コマンドラインで動作しさえすれば、それでよかったのですが、せっかくですので、GUIでも設定画面を用意し、1ページまるまるフルスクリーンで取得できるようにしました。実は、こちらの方で使っていただいている方のが多いようです。

「CrenaHtml2jpg」を使用して、サムネイル画像集、リンク集、サービス等を構築されましたらご連絡ください。CrenaHtml2jpgご利用サイトにてご紹介いたします。