正規表現を用いたファイル検索、多彩なリネームを行えるタグ表現付き置換に対応した高機能リネームソフト。「Ultinamer」は、指定フォルダ以下に存在する複数のファイルを対象に、指定パターンで名前を変更できるリネームソフト。正規表現/タグ表現付き置換により、柔軟性の高いリネームを行えることが特徴。ファイルに連番などを付加することもできる。
メイン画面は、フォルダツリー、ファイルリスト、検索オプション指定の各エリアで構成される。操作は、(1)画面左側のフォルダツリーから対象フォルダを選択し、(2)リネーム対象とするファイルと、リネーム後のファイル名パターンを入力する。(3)「検索開始」を選択すると、画面右側にリネーム前ファイル名とリネーム後ファイル名が表示されるので、(4)確認して問題がなければ「置換実行」を選択する、という流れ。
大きな特徴のひとつが、リネーム対象ファイルの指定で正規表現を使えること。柔軟なファイル検索が可能で、思い通りのファイル抽出を行える。さらに「サブフォルダも検索対象とする」「フォルダ名も置換する」「大文字と小文字を区別する」といったオプションも利用できるようになっている。
もうひとつの大きな特徴が、実際のリネームで(正規表現のほかに)タグ表現付き置換を使えること。タグ表現付き置換は、検索対象に正規表現パートを組み込み、検索条件にマッチした文字列をリネーム後ファイル名に簡単に引用できるもの。正規表現内にタグを入れることはできないが、正規表現パートが正しい書式であれば、検索条件に最大10個までのパートを使用することが可能だ。
さらに、連番を示す「?n」、年月日を示す「?y」「?m」「?d」といったメタキャラクタなどを使うことも可能。?nによる連番の指定では、開始数字と桁数を指定でき、桁数に足りない部分はゼロが埋められる。
検索の結果、条件にマッチしたファイルが見つかると、メイン画面には、リネーム対象のファイルとリネーム後のファイルがリストに一覧表示される。リストにはチェックボックスも表示され、リネーム対象とするか/しないかを個別に指定できる。一括リネームではなく、ファイル個別のリネームも行える。