「Launtouch」は、軽快に動作する「クリック不要」のランチャ。マウスの移動だけでアプリケーションやファイル/フォルダなどのアイテムを開けるというユニークな特徴を持つ。外観はボタン型ランチャ風で、ページ切り替え方式を採用。利用できるページ数は3で、1ページあたり6アイテムを登録することが可能。最大18アイテムを登録できる。

操作は、マウスの移動というより、正確には「アイテムのアイコンに“タッチ”する」ことで行う。マウスポインタがアイテムの上で静止する必要はなく、通過すればよいため、感覚としては「マウスを動かすだけ」でよい。登録アイテムを開く手順は、

1. 開きたいアイテムにタッチし、ウィンドウ右端の選択アイテム表示枠に表示させる
2. アイテム表示枠に表示されたアイコンにタッチする

アイテムの登録は、エクスプローラなどからのドラッグ＆ドロップで簡単に行える。すでに登録済みのエリアに新たなアイテムをドラッグ＆ドロップした場合は、新しいアイテムで上書きされる。

通常の「ノーマルモード」と、「Launtouch」ロゴだけが表示される「スモールモード」の切り替えも同様にタッチ操作で行う。ウィンドウ上部中央のスモールモード化エリアに触れるとスモールモードに、上部左側のバー（スモールモードではこの部分だけが表示される）に触れるとノーマルモードに切り替わる。また、ウィンドウ上で右クリックすることで、ページ切り替えを行えるようになっている。

とはいえ、アイコンに触れてしまうたびにアイテムが開いていては収拾がつかないので、「タッチを2ステップ」にしたのがミソ。2ステップといっても動き自体は一連のものでいいので、文字通り、流れるようなマウス操作で目的のアイテムを開けるわけだ。

ただし、「Launtouch」のウィンドウ上には登録アイテムのほかにもスモールモード切り替えエリアなど、タッチの対象となる部分が結構多く、「アプリケーションを起動させるつもりが、スモールモードになってしまった」というようなことも起こり得る。また、ノーマルモードにしたまま別のアプリケーションで作業していると、「気づかないうちにアイテムが開いていた」ということもあるだろう。このあたりは慣れの問題だろうが、コツを掴むまではちょっと戸惑うかもしれない。

シンプルで、表示もすばやく切り替わり、小気味がよい。触っているだけで楽しくなるソフトだ。

中身自体は単純なので、私みたいなヘッポコにもなんとか作れましたが、アイコンの配置等にはかなりの試行錯誤を繰り返しました。2タッチってのもかなり考えた末のものです。1タッチだと誤操作が多発しますし、複雑だとかえってクリックの方が楽だし……。

そのほかは、自分がいいと思ったものをちょくちょくつけてみました（Ver.1.2からのini対応とか……）。

今後はまだバグなどが多々あるので、プログラムの勉強をしながら。より快適なものにしていきたいですv(=∩_∩=)。