Windows XP/2000のシャットダウンや再起動を便利に行えるユーティリティ。ショートカットにコマンドラインオプションを指定したり、コマンドプロンプトウィンドウからオプション付きのコマンドを直接実行したりすることで、さまざまな動作を実行させられる。「Transmigrate 2」は、コマンドラインからWindowsの再起動やリブート、シャットダウンなどの操作を行うためのユーティリティ。デスクトップやスタートメニューでのショートカット作成、あるいは(Windowsの)タスクへの登録で、パソコンのシャットダウンや再起動などを行える。実行する場合はコマンドラインオプションを指定する必要がある(実行ファイルを直接起動したり、オプションを指定していないショートカットをダブルクリックしたりしても何も起こらない)。
「Transmigrate 2」で設定できるオプションは、
- スクリーンセーバーの起動
- ディスプレイの省電力モードへの移行
- ディスプレイの電源切断
- デスクトップのロック
- ログオフ
- パソコンの電源切断
- システムのシャットダウン
- システムの再起動
- サスペンド状態への移行
- 休止(ハイバーネーション)状態への移行
の10種類。実行確認オプションも設定できる。実行前に確認メッセージを表示し、指定の時間だけ待機(最長240秒まで設定可能)したり、エラーが起きた場合にメッセージを表示させたりといった組み合わせを設定することも可能だ。実行ファイルのプログラムリソースには、コマンドオプションの文字に応じたアイコンが含まれる。ショートカットのプロパティ設定で、コマンドオプションに応じたアイコンに変更しておくとわかりやすい。
配布アーカイブには、Pentium(x86)系CPUを使用する一般的なWindows用のほか、64ビットCPU版Windows用の実行ファイルが含まれる。
対応するのはWindow XP/2000およびWindows Server 2000/2003。Windows 9x/Me/NT 4.0ユーザ用には姉妹ソフト「Transmigrate」が公開されている(「Transmigrate」はWindows 2000にも対応する)。