複数のフォルダ/ドライブに散らばった重複ファイルを一覧表示し、不要なものを削除できるディスク整理ソフト。「SweepUp」は、バックアップを実行した際や、類似作業のために既存フォルダをコピーした際などに作成される同一(または類似)ファイルを検索し、不要なものを確認しながら削除できるソフト。さまざまな条件で重複ファイルを検索することが可能。
操作は簡単だ。重複ファイルを検索するまでの基本的な流れは、
- 整理したいフォルダ/ドライブの指定
- 何を基準に重複ファイルと見なすかの「一致条件」の設定
- 「一致を探す」を実行し、重複ファイルをリストアップ
フォルダ/ドライブの指定は、ドラッグ&ドロップで行える。複数フォルダ/ドライブを指定することも可能。もちろんサブフォルダ内のファイルも検索対象となる。一致条件は、「名前(ファイル名)」「サイズ」「ファイルタイプ」「作成日時」「リソース(フォーク)」など、計9項目から選択・指定することが可能。「内容(データフォーク)」を比較して一致/不一致を判定することもできる。条件に該当したファイルは、グループ(一致した組)ごとにリストアップされ、ファイル名とフルパス(フォルダ階層)、変更日・時刻が表示される。リストアップされたファイルは、Finderで表示したり、作成したアプリケーションで開いて内容を確認したりできる。
重複ファイルの削除は、グループごとに削除するファイルをマークした上で、メニューから削除を実行する(「ゴミ箱」に捨てる)。ファイルをひとつずつ確認しながら、グループごとにユーザが自分で判断してマークできるほか、すべてのグループを対象に「変更日が古い」「階層が深い」「サイズが小さい」という条件で、自動的にマークをつけることも可能。自動的にマーク設定を行った場合は、各条件に“最も該当しない”(新しい/階層が浅い/サイズが大きい)ファイルがひとつだけ残ることになる。
そのほか、ファイル削除を実行した結果、空になったフォルダを削除する機能がある。この操作で空になった上位フォルダも順次削除される。