LZHなど、主要なアーカイブ形式に対応した高機能圧縮・展開(解凍)ソフト。「LHMelting for Win32」は、統合アーカイバ・プロジェクト仕様のライブラリ(DLL)ファイルを組み込むことで、LZH/ZIP/CABなどのアーカイブファイルの作成・解凍・内容の閲覧などを行えるアーカイバ(圧縮・展開ソフト)。それぞれのDLLに応じた、きめ細かなオプション設定を行えるのが大きな特徴。
メイン画面は、高機能アーカイバには標準的なリスト形式。アーカイブファイルの内容を一覧表示する。アーカイブ(書庫)にファイルを追加したり、不要なファイルをアーカイブから削除するといった操作も簡単に行える。さらに、ドラッグ&ドロップにも対応。画面やアイコンへのファイルのドロップで圧縮・展開を行ったり、逆にファイルリストから他のアプリケーションにドロップして、ファイルを開いたりできる。
ファイルリストに表示されるのは「ファイル名」「ファイルサイズ」「更新日時」「圧縮率」「圧縮形式」「パス情報」の各項目。ファイル名/サイズ/更新日時などをキーに並べ替えを行うことが可能だ。アーカイブ内のファイルに対しては、ファイル名を変更できるほか、テキストファイルの先頭部分(32KBまで)を表示させることなどもできる。アーカイブ形式によっては、外部のプログラムで内容を編集して再格納できるものや、自己展開形式ファイルの作成、アーカイブ形式の変換などが可能なものもある。
各アーカイブ形式ごとのオプションでは、圧縮形式などを細かく指定できる。例えば、LZH形式ではヘッダ形式のほか、lh5やlh6などのより細かな圧縮形式、自己展開形式などを指定することが可能。他の形式でも同様に圧縮レベルなどを細かく指定できる。各DLLファイルに関する動作の指定を「LHMelting」上からカスタマイズすることも可能だ。
対応するアーカイブ形式は、圧縮・展開がLZH/ZIP/CAB/TAR/BGA。さらに、ARJ/GCA/RARの展開や、ISH形式の作成・復元にも対応する(いずれも別途、対応DLLが必要)。
オプションの多くは、コマンドラインスイッチでも使える。スイッチ付きの設定をショートカットに登録しておけば、さまざまな設定を簡単に使い分けられる。