効果的に英単語を記憶できるようにしてくれる支援ソフト。苦手な英単語なだけを重点的にトレーニングすることが可能。クイズ形式で楽しみながら、継続してトレーニングできる。「決意のe単語帳」は、ユーザが覚えたい英単語を自ら登録してトレーニングする形式の英単語暗記支援ソフト。「択一式」「1対1連想」「単語Key入力」の練習タイプを備えるのに加え、各タイプで出題形式や出題順などを詳細に設定することが可能で、個々のユーザに適したトレーニング方法を選択できる。
「決意のe単語帳」では、まず単語登録を行って、オリジナルの「単語帳」を作成する。単語の登録(充填)は専用のウィンドウを用い、「(英)単語」「和訳」を入力し、品詞を選択して行う。登録専用ウィンドウはMac OS XのSpeech機能に対応し、英単語の正確な発音を聞いたり、発音から綴りや意味を答えるトレーニングを行ったりすることも可能。単語帳は複数を作成して使い分けられる。
動作モードは、クイズ形式でトレーニングを行う「練習」と、登録した英単語を閲覧するための「参照」の2種類。練習モードには、
- 5者択一のクイズ形式で覚える「択一式」
- 単語帳感覚で1語ずつ覚える「1対1連想」
- 実際にキータイプして覚える「単語Key入力」
の3タイプが用意されている。いずれも出題順や繰り返しの指定、出題単語の範囲などを細かく指定できる。択一式は、英単語または和訳で出される問題に対して、五つの選択肢から解答するもの。選択肢には、ユーザが登録した英単語や訳が現れるほか、場面に応じてソフト側からも候補が追加される。
1対1連想では、カード型の単語帳と同じように、英単語または和訳が1問ずつ画面に表示される。英単語による出題では、同時に単語の発音も再生される。ユーザは、単語の訳(意味)や綴りを頭で思い浮かべてから画面で解答を確認し、自分で正解/不正解を判定する。ちょうど単語カードをめくるような感覚で、1語ずつ記憶を確認してゆける。
単語Key入力には、英単語+発音/発音のみ/和訳の3種類の出題形式がある。いずれも出題される英単語の綴りをキーボードから入力して解答する。手の指を動かすことで、暗記した単語をより確実に定着させることを目指したトレーニング方法だ。
択一式/1対1連想/単語Key入力ともに、正解/不正解は「○」「×」や音で示される。また、トレーニング終了後には、正解率と評価(「すごい!」「いいよ! なかなか」など)が表示されるほか、出題の履歴と正解/不正解が記録される。さらに、解答までにかかった時間も単語ごとに計測・集計されるなど、ユーザがモチベーションを保てるよう工夫されている。
出題方法の設定では、出題順を指定順やランダムにしたり、単語を特定の品詞に絞ったりといったことが可能。過去の練習結果から自動的に「苦手」と定義された英単語や、練習回数の少ない単語を集中的にトレーニングすることもできる。
参照モードでは、英単語と和訳が対照表示され、発音を聞くこともできる。表示する単語の範囲および並び順は、品詞や正解率、登録日で指定することが可能だ。