シンプルで使いやすいFTPクライアントソフト。テキストエディタ「EmEditor」と連携し、サーバ上のファイルをローカルと同じ感覚で編集できる。「EmFTP」は、使いやすさと機能の高さを両立させたFTPクライアントソフト。テキストエディタ「EmEditor」との連携機能を備え、「EmEditor」がインストールされた環境であれば、サーバ上のファイルをローカルファイルと同じ感覚で編集・保存できる。また、「EmEditor」以外のアプリケーションを外部ツールとして定義することで、同様にサーバ上のファイルを編集することが可能だ。
Windows XPと親和性の高いデザインのメイン画面は、左にローカル、右にサーバのファイルを分割表示する、FTPクライアントとして一般的なスタイル。ファイルのアップロード/ダウンロードは、ツールボタンまたはコンテキスト(右クリック)メニューから実行できる。ツールバーアイコンのデザインはオーソドックスで、非常に操作しやすい。
FTPクライアントとしての基本的な機能はひと通り備えている。ローカルはもちろん、サーバ側の新規フォルダ作成・削除やファイルの削除が可能。ローカルとサーバの内容を同期させるミラーリング機能もある。同期アップロード(ミラーリング)では、転送しないフォルダ/ファイル、削除しないフォルダ/ファイルを指定できる。転送モードは、ファイルの拡張子によってアスキー/バイナリの各モードを自動で切り替えられるほか、どちらかのモードに固定することももちろん可能だ。
大きな特徴のひとつが、外部プログラム──特に「EmEditor」──との連携機能。「EmEditor」がインストールされていれば、ローカル/サーバ上のファイルを問わず、ツールボタンやコンテキストメニューから、すばやく「EmEditor」でファイルを開ける。サーバ上のファイルの場合は、ファイルが一時フォルダにダウンロードされ、編集・保存後にサーバに書き戻されるので、ローカルファイルと同じ感覚で編集できる。さらに「EmEditor」以外のエディタや画像処理ソフトを外部ツールに設定することで、「EmEditor」と同様にファイルを扱えるようになる。
そのほかにも、接続ごとにポート番号やタイムゾーンを自由に設定できる機能、常に接続状態を保つようアイドル時に「NOOP」などのコマンドを送信する機能、ツールバーのカスタマイズ機能などを備えている。接続設定を行う「EmFTPへようこそ」では、すでにインストールしてあるほかのFTPクライアント( 「FFFTP」「WS_FTP」など )の接続設定を、簡単にインポートできる。