テーブルを利用してHTMLデータを作成するためのソフト。表計算ソフトのように並ぶセルに内容を入力するだけで、タグ指定などを行うことなく、テーブルを作成できる。「TableDraw」は、簡単な操作で複雑なテーブルを作成できる専用ソフト。メイン画面は表計算ソフト風。編集エリアには縦・横にセルが並び、画面上側には列選択バー、左側には行選択バーが配置されている。セルの集合がテーブル本体となる。動作モードは「編集モード」「入力モード」の2種類。編集モードでセルの編集を行い、入力モードで文字の入力を行う。ユーザは、切り替えボタンでモードを切り替えながら、作業を進めてゆく。
セル編集では、クリックで行・列を選択したり、ドラッグで幅・高さを変更したりなど、マウス中心の操作が可能。テーブルの行および列の数の増減も簡単にできる。セル枠線の太さやセルの間隔・余白といったテーブル全体に関する設定は「ページ設定」でまとめて行える。セルごとの背景色や文字の位置揃えの指定も簡単。行・列単位でまとめて行うことが可能で、一般的なHTMLエディタを使う場合に比べて、少ない手間でテーブルを作成できる。セルに関する設定は、すべてメイン画面上部に配置されたツールボタンで行える。
文字入力では、文字単位でフォント、サイズ、色、スタイルを設定できる。JPEG/GIF/PNG形式の画像を貼り付けることが可能で、ドラッグ&ドロップで行える。セルの内容は、文字への各種指定を含めてコピーできる。似たような内容のセルであれば、コピーを利用して短時間で作業を行える。
セル上の文字や画像には、他のファイルへジャンプするための「リンク」を張れる。さらに「アンカー」を設定することも可能。例えば、あるポイントをクリックしたときに、同じページ内の別の場所にジャンプさせるといった指定も簡単だ。
複数のセルをひとつにまとめる「マージ」、セルを分ける「分割」機能もある。さらに、テーブルの中にさらに別のテーブルを作る「入れ子テーブル」の作成も可能。入れ子テーブルの編集は、メイン画面と同じ構成の別画面上で行う。
作成したテーブルは、「TableDraw」独自形式で保存できるほか、HTMLファイルとして出力することも可能。出力に際しては、
部の追加やデフォルトフォント名の指定など、細かな指定を行える。出力前には、「プレビュー」でブラウザで表示した状態を確認できる。出力内容をタグで確認することも可能だ。