さまざまな形式のアーカイブファイルに対して、格納ファイルの表示や選択ファイルの解凍(展開)、ファイルの追加圧縮といった処理を可能にするシェル拡張ソフト。「アーカイブX」では、圧縮形式ごとにサポートする機能が異なる。LZH/BZA/GZA/ZIP/RAR/7Z形式に関しては、表示・展開・圧縮・編集といった「アーカイブX」の持つすべての機能を利用できる。TBZ/YZ1/CAB/TGZ形式では編集を除く、表示・展開・圧縮を、GZ/CPIO/Z/ARJ/TAZ/IMP/BZ2/RPM/DEB/TAR/GCA形式では、表示・展開をの各機能を利用できる。
大きな特徴が、アーカイブファイルを展開せずに、エクスプローラやマイコンピュータから通常のフォルダと同じように扱えること。アーカイブファイルに含まれるファイルの一覧表示や、選択ファイルのドラッグ&ドロップでの展開はもちろん、ファイルをダブルクリックして、関連付けられたアプリケーションで実行することもできる。アーカイブファイル内のEXEファイルにファイルをドラッグ&ドロップして実行させたり、反対に、アーカイブファイルを外部のEXEファイルにドラッグ&ドロップして実行させたりすることも可能だ。
エクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューやドラッグメニューに、「アーカイブX」のコマンドを追加することもできる。サポートしているコマンドは、
- 「ファイル名を指定して圧縮」
- 「〜〜に圧縮」
- 「形式を指定して圧縮」
- 「いつもの場所に圧縮」
- 「書庫をチェック」
- 「〜〜に複製」
- 「フォルダに複製」
- 「形式を指定して複製」
- 「〜〜に変換」
- 「フォルダに変換」
など計17種類で、それぞれメニューに表示する/しないを指定できる。【Shift】キーや【Ctrl】キーと組み合わせることも可能。シーンによって利用できるコマンドは変化する。利用するには、各アーカイブ形式に対応したDLLファイルが必要。ただし、セットアップ済みのDLLファイルとそのバージョンを調べて、統合アーカイバ・プロジェクト仕様のDLLを自動的にダウンロード、セットアップするプログラム「Caldix」が同梱されており、簡単に使える(初回インストール時にも実行可能)。