ファイル名をはじめとしたファイル情報を取得し、クリップボードへのコピーやファイル保存を行えるソフト。フォルダ構造をツリー形式で取得することも可能。UNLHA32.DLL/UNZIP32.DLLがインストールされていれば、LZH/ZIP形式のアーカイブファイル内の情報も取得できる。「FilesView」で取得できるファイル情報は、
- ファイル名
- ショートファイル名
- ファイルサイズ
- 作成日時
- 更新日時
- 最終アクセス日時
- 属性(読み取り専用/隠し/システム/アーカイブ)
の7種類。個別に取得する/しないを指定できるほか、「フルパス付きでのファイル名取得」「ファイルサイズの桁区切り」「各日時の日付/時刻の分割表示」「末尾での改行有無」「取得時に拡張子別で並べ替えるかどうか」「情報をファイルとして保存する/しない」といった設定も行える。取得したデータを表示する際に用いられる「囲み文字」と「区切り文字」の指定も可能だ(標準ではそれぞれ【"】と【,】)。取得対象とできるのは、指定フォルダ内の指定ファイル。複数ファイルをまとめて指定することも、サブフォルダ以下を含めることも可能だ。ワイルドカードを利用して、リストに表示されるファイルを絞り込むこともできる。よくアクセスするフォルダを登録しておき、ワンクリックで移動できる「ジャンプ機能」を備えている。
ファイル情報は、メイン画面に用意された「ファイル名を取得」「ツリーを取得」といったボタンのクリックで得られる。さらに、「FilesView」アイコンへのファイルのドラッグ&ドロップでも取得できるほか、「SendTo」にショートカットを登録することにより、エクスプローラなどの「送る」から取得することも可能だ。
そのほかにもビューアや16進ダンプ表示機能などを搭載する。ビューアは、「ちょいView」というマルチメディアビューアで、ファイル形式ごとにプレビューする/しないを指定できる。プレビューできるファイルは、静止画がBMP/GIF/JPEG/ICO/WMF/EMFなど、音声・動画がWAV/MP3/MIDI/RMI/MPEG/AVI/WMA/WMVなどで、多彩な形式に対応する。また、Susie Plug-inをインストールすることで、MAG/TIFF/PNGなど、プレビュー可能な形式を増やせる。Word/Excel/PowerPoint/Visio/Adobe Readerがセットアップされていれば、DOC/RTF/XLS/PPT/VSD/PDF形式のファイルもプレビューできる。
ファイルの16進ダンプを表示する「HexView」機能や、Windows NT系列のOSで、ユーザのネットワーク資源に対するアクセス権を記録しているACL(アクセスコントロールリスト)を表示する「ACLView」機能も備えている。Windows 2000/XP環境では、透明度を指定して「FilesView」を見えにくくする「スティルス機能」を利用できる(Windows Media Playerが必要)。