ツリー/ラベル/アイコンの3種類の表示モードを使い分けられる階層型エディタ。横書き/縦書き表示の切り替え機能や文書量換算機能など、“小説を書くために”便利な機能を備える。メイン画面は、左側がアウトライン領域、右側がテキスト編集領域からなる2ペイン構成。ユーザは、アウトライン領域でノードを作成し、ノードごと文書を入力していく。アウトライン領域では、画面モードを「ツリー方式」「ラベル方式」「アイコン方式」の3種類から選択することが可能。ラベルの大きさや線の太さ、アイコンの並べ替えなどは、ユーザが簡単に変更・実行できる。アウトライン領域の背景色やフォントを指定することもできる。
基本となるツリー方式では、エクスプローラのフォルダツリーのような形で階層構造を表す。下位階層にノードが存在する場合も、表示/非表示をボタンクリックだけで切り替えられる。ラベル方式では、階層に含まれるラベルの数に応じてラベルの高さが変化し、文書量や階層ごとの比率を視覚的に把握できる。アイコン方式の場合は、エクスプローラの小さいアイコン表示と同じ感覚で操作することが可能だ。
文書の入力は、アウトライン領域でノードを選択し、右側のテキスト編集領域で行う。縦書き/横書きを選択でき、縦中横文字やルビ、傍点の設定も可能。行頭・行末禁則処理にも対応する。
文書の保存を行うと、保存ファイル名でフォルダが作成され、ノード単位のテキストファイルと階層構造の情報が保存される。一定時間ごとに自動保存を行うことも可能。作業中にノードを削除したりタイトルを変更すると、対象となったテキストファイルがフォルダ内の「Temp」フォルダに移されるため、誤ってノードを削除した場合などは、ここから内容を復元することが可能だ。
文書量を換算する機能を備えており、400字詰(20文字×20行)原稿用紙、または任意の文字数×行数で枚数を換算して、ステータスバーに表示する。複数の複数の文書をつなげて編集することも可能。「仮想一括表示」機能では、任意のテキストを一連にまとめて扱えるようにしてくれる。検索・置換機能では、正規表現による検索やルビ検索、タイトル検索、文書の冒頭検索などを行える。
そのほか、階層付きテキストのインポート/エクスポート、自動保存、検索・置換、自動スクロール、インタフェースのカスタマイズ機能などを備えている。