「Destruction Desire」で選択できるキャラは個性的な4人。パワー型の「バーンズ」、テクニカル型の「アーネット」、自立行動する獣を召還できる「ウィフ」、トラップ技の多い「ミスティ」と、それぞれ特徴を持っている。通常攻撃や防御、大技、コンボなどを駆使して、相手の体力を削ってゆく。

通常攻撃は、すばやく繰り出せて隙が少ない「ブロウ」、武器を利用した「スラッシュ」、隙は多いが強力な「ハイ・スラッシュ」の3種類。コマンド入力による個人技も豊富にあり、これらを組み合わせて連続コンボを決めることも可能だ。

防御では、通常のガード技のほか、敵の攻撃から逃れるバックステップや受け身などがある。ガードを強制終了して相手を吹き飛ばす大技「フェイタルカウンター」など、追い詰められてからでも挽回できる技があり、最後の最後まで息を抜くことができない。

画面下部に表示される「DDゲージ」も「Destruction Desire」のポイント。ゲージを消費する「ドライブ」コマンドを利用すれば、相手の攻撃をキャンセルするとともに、各キャラの特性技を使える。例えばアーネットは、氷属性を持つ剣で戦うが、炎属性の剣に切り替えられるようになる。また、ゲージをすべて消費することで、「超必殺技」を繰り出すことも可能。超必殺技はキャラによって異なり、相手にヒットすれば、通常の数倍も大きなダメージを与えられる。

キャラによって、特性が大きく異なっているのがおもしろい。「とにかく接近してパワーで押す」「遠くから罠にかける」など、適した戦い方を覚える必要があり、各自に用意されているコンボ技も多彩だ。ガードやカウンター、バックステップによる無敵時間など、さまざまな防御技も用意されているので、適当にブロウやスラッシュを連打するだけでは勝つことが難しく、必然的にコンボ技、それも連続コンボを駆使することになる。

しかも、「サバイバルモード」の対戦相手となるコンピュータが思いのほか強い。まずは「バーサス・トレーニングモード」でコンボ技の出し方を覚えた方が得策だろう。すべてのキャラで全勝するには、各自の特性やコンボ技を覚え、連続コンボが思い通りに出せるように自らを磨かなくてはならず、格闘ゲーム好きにはうれしいゲームシステムとなっている。

なお、ゲームパッドを利用するとコンボ入力が少し楽になる。プレイの際はできるだけゲームパッドを利用することをお勧めする。

開発中に苦労した点
グラフィック数が膨大なため、それらのドット絵を用意するのに苦労しました。これは思った以上に気力と労力を消費するもので、そのためか、グラフィックの所々に雑な場所があります。一応、バージョンアップするごとにコソコソ修正していく予定です。

ユーザにお勧めする使い方
トレーニングモードでいろいろとコンボを編み出すだけで、結構な暇つぶしになります。慣れてきたらコンピュータや他の人と対戦してみるとおもしろいでしょう。対人戦の場合、最低一人はゲームパッドを使用することをお勧めします。

今後のバージョンアップ予定
今後は、背景やセレクト画面、BGMの大幅なリニューアルを考えており、新キャラクタも追加する予定です。そしてバージョンアップに便乗して、旧グラフィックの手直しがされていることでしょう。