BGM再生、天気予報表示といったユニークな機能を備えるテキストエディタ。自動バックアップ機能もあり、保存操作を気にすることなく、テキスト入力を行える。「Bird Editor」は、一般的なテキストエディタとしての機能のほかに、音楽ファイル再生、天気予報取得といった機能が追加されたソフト。エディタとしても、タグ挿入機能、HTML変換機能、簡易暗号化機能などがあり、幅広い機能を提供してくれる。
ソフトの大きな特徴のひとつが「自動バックアップ」機能。30秒/1分/2分/5分ごとに文編集中の文書をバックアップファイルに自動保存してくれるもので、ステータスバーのバックアップカウンタとメータで、バックアップの状況がわかるようになっている。
テキストエディタとしては、検索/検索&置換/自動置換/置換&挿入機能、ドラッグ&ドロップでのファイルオープン、Undo/Redo、指定行/文書先頭/文書末尾へのジャンプ、テキストの右端折り返し、上下の自動スクロール機能といった、必要十分な機能を備える。あらかじめ文字列を登録しておき、ファンクションキーでカーソル位置に挿入することもできる。カーソル位置に日付と時刻を挿入することも可能。
そのほかにも、テンキーパッドを模したソフトウェアキーボードツール「ミニテンキー」はノートパソコンなどでの利用に有効だ。8桁の数値によるパスワードを設定して、文書を暗号化保存することもできる。Shift JIS/EUC/JISの自動判別機能や、Shift JISとEUCの簡易変換機能も備えている。
HTML操作に関連した機能も持つ。9種類のタグを挿入できる機能や、改行の後ろに
タグを挿入し、山括弧(“<”や“>”)を「<」や「>」に置き換える「txt→html変換」機能、逆にタグを除去する「html→txt変換」機能、さらに編集中のHTMLドキュメントをブラウザでプレビュー表示する機能などがある。
テキストエディタとしてユニークな機能が、BGM演奏と天気予報取得の二つ。音楽ファイルの再生を行えるBGM演奏機能は、MIDI/MP3/WAVE形式に対応する。天気予報取得機能では、任意の天気予報サイトから情報を取得して、ステータスバーに明日の天気を表示することが可能。初期状態では「日本海ウェッブサーチ」が指定されている。
オプション設定では、フォントの種類/サイズ/色、および背景色のカスタマイズを行える。Windows 2000/XP環境では、200段階でウィンドウの透明度を指定できる。カレンダーを表示して、横のテキストボックスに日記やメモ感覚で文章を入力することも可能で、入力したデータは自動的に保存される。そのほかにも、Windowsの電卓を起動したり、ログオンユーザ名やCPUクロック、パソコンを起動してからの経過時間といった各種情報を表示する機能も備えている。