魔法使いが弾圧される世界を舞台に、6人の大魔法使いが世界制覇に挑むシミュレーションゲーム。プレイヤーは、初代魔法王「トゥ・ルース」などを操作して、世界を統べる野望の実現を目指す。メイン画面は俯瞰形式のワールドマップになっており、マップ上の領地をすべて手に入れるのがゲームの目的。全部で100以上ある領地のうち、ゲーム開始時における自軍の領地は「リヴァス城」を含めた3ヵ所だけ。敵地に対して友軍を派遣し、戦いに勝利して領地を増やしていかなければならない。
ゲームは「オーガフェイズ」「ウォーフェイズ」という二つのフェイズが交互に行われて進行してゆく。オーガフェイズは傭兵の雇用や、魔法使いが率いる軍の派遣先、使用アイテムなどを決定する軍備フェイズ。移動もこのフェイズで行う。通常は隣接する領地にしか移動できないが、一度占領した領地には魔方陣が配置され、離れた領地間を行き来できるようになる。
オーガフェイズを終了すると、実際に軍が移動する「ウォーフェイズ」に移る。オーガフェイズで指定した場所に友軍が移動し、移動先に敵がいた場合は戦闘が発生する。戦闘の勝敗は自軍と敵軍のレベル差に左右されるが、雇った傭兵のタイプや戦闘方法を巧みに選択することで、自軍よりも高いレベルの敵に勝利することが可能だ。
兵士のタイプには「剣兵」「騎兵」「弓兵」がある。剣兵は弓兵よりも強く、弓兵は騎兵よりも強い、そして騎兵は剣兵よりも強いという、いわゆる「じゃんけん」的な性質を持っている。敵が弓兵を主力としている場合には、剣兵を多く雇うといった戦略をとることで、戦闘を有利に進められる。
戦闘中は「突撃」「分散」「包囲」という戦闘方法を選択できる。戦闘方法にも、兵士のタイプと同様、「突撃<包囲<分散<突撃<……」という性質がある。敵がどの戦闘方法を選ぶかは、実際に戦うまでわからないが、同じ戦闘方法ばかりを選択するといった、規則性がある相手も存在する。
軍を率いる魔法使い自身が「魔法」を使うこともできる。「GHOST GAUGE」ゲージを消費することで利用でき、かなりの大打撃を相手に与えられる。どうしても相手を倒せない場合などに有効だ。ただし、ゲージは魔法使いたち全員で共用されるため、一人が魔法を多用してゲージを消費してしまうと、ほかの魔法使いが魔法を使えなくなってしまう。なお、GHOST GAUGEは死者の魂が凝縮した魔力ゲージであり、敵や味方の部隊が壊滅するたびにゲージがたまってゆく。
ワールドマップの各所には遺跡が用意されている。ここでは「SEARCH FLOOR」コマンドを利用し、内部を探索してアイテムを手に入れることができる。