インターネットで閲覧可能な最新情報のヘッドラインを、デスクトップに自動表示する常駐型ティッカーソフト。独自の配信技術により、動画再生を楽しむこともできる。スタイリッシュな外観が印象的。「eHeadLine」は、新聞社をはじめとしたさまざまな情報提供先(コンテンツプロバイダ)が提供する情報をヘッドライン情報として配信し、タスクバーの上に乗る形の「ヘッドラインバー」にスクロール表示させるソフト。ヘッドラインは、記事タイトル、情報提供先名、記事のカテゴリーを示すアイコンからなる。スクロールするヘッドラインをクリックすると情報提供先サイトにアクセスし、Webブラウザで記事内容を閲覧できるという仕組みだ。
ヘッドラインバーでは、記事がスクロールするため、「スクロールアウトした記事を閲覧したい」というような場合は、ポップアップメニュー形式のリストで最新のヘッドラインを表示させることも可能。もちろんこのリストからも、記事ページにアクセスできる。
大きな特徴が、ニュースティッカーでありながら、動画再生の機能を搭載すること。独自の「Splitting Technology」という技術を使って配信される動画を、内蔵ビューアで見ることができる。「Splitting Technology」は、常時接続の利点を活かし、オリジナルファイルを細かく分割して配信するもので、ローカルマシン側ですべてのデータを受信し終わるとムービーアイコン付きのヘッドラインがリストアップされ、ユーザが選択できるようになる。
ヘッドラインバーではWebページの検索を行うことも可能。テキストボックスに検索文字列を入力してボタンをクリックすると、検索サイト「Google」による検索結果をブラウザに表示する。ヘッドラインバーとヘッドラインリストは、タスクトレイの常駐アイコンを使って、自由に表示/非表示を切り替えられる。
情報提供先である「チャンネル」は、「総合」「スポーツ」「経済」など、7カテゴリー計58種類(2003年11月17日現在)あり、その中から最大8チャンネルまでを選択できる。現在提供されているチャンネルには、ベクターのソフトライブラリやPCショップのニュースも含まれている。
動作には、Macromedia Flash Playerの最新バージョンが必要。