HTMLなどのソースなど、テキストファイルの特定の範囲を記憶し、その場所だけを編集可能にできるユニークなエディタ。1ファイル内に複数の記憶範囲を指定できる。頻繁に編集を繰り返すファイルでも、可変部分と不変部分を切り分けることで、可変部分のみを間違いなく編集できるようにしてくれる。メイン画面は、ファイル内容を表示するソースエリア、範囲指定情報をリスト表示するロックオン情報エリアと、各種操作ボタンからなる。画面上部にはファイル名とファイルタイプが表示される。基本的な操作の流れは、
- 「ソースを開く」ボタンで編集対象のファイルを開く
- ソースエリアの任意の範囲をマウスでドラッグして選択する
- 「Shoot!!」ボタンで、選択範囲を記憶=ロックオンする
というもの。「Shoot!!」されると、ロックオン情報としてリストに追加される。なお、選択範囲を右クリックすることでも、ロックオンが可能だ。ロックオンされたファイルを編集する場合は、リストのダブルクリックでソースの編集画面を別ウィンドウで開ける。ソースの編集画面では、ロックオンされた範囲のみが編集可能状態で表示される。ロックオン時と現在の内容も表示されるので、ロックオン後にどこを修正したかの比較・確認も行える。編集中にロックオン時のソースの状態に戻すことも可能だ。
1ファイル内には複数のロックオン範囲を登録できる。個別に解除することや、一度にクリアすることも可能。ロックオン情報は名称を付けてファイル保存することが可能。処理するファイルに応じて、複数のロックオン情報を使い分けられる。
HTMLの場合は、保存する前にブラウザでプレビューすることが可能。プレビュー時に文字コード/改行コードを選択できるので、文字化けする場合には選択を変更して、正しいコードで確認できる。そのほか、各種のタグに挟まれたテキストを検索する「簡易タグ間検索」や、ソースファイル全体をクリップボードにコピーする機能などを備えている。
編集したファイルの保存は「ソースの保存」ボタンで行う。ブラウザプレビュー時に指定した、もしくはファイルから推測された文字コード/改行コードが表示される。保存時にコードを変更することも可能だ。