ソフトを開発しようと思った動機、背景
大きなファイルや大量のファイルをコピーしたり移動したりすると、ハードディスクがガリガリと大きな音を立てて(最近のハードディスクは音がほとんどしないものもありますが)、非常に時間がかかります。一度気になり出すと気になってしょうがない、というわけで制作に至りました。当時はWindowsプログラミングの経験がほとんどなかったのですが、基本的な原理自体は簡単なものなので、プログラミングの練習にちょうどいいかなと制作にとりかかり、初めて形になったWindowsアプリが「Fire File Copy 1.0.0」でした。開発中に苦労した点
ファイルコピーソフトといったからには、信頼性を第一に考えなくてはなりません。最近のバージョンではすっかりなくなりましたが、一番青くなったのはファイルが壊れたりする不具合で、そういった致命的なバグの追跡・排除には苦労しました。また、ドライバやハードウェアといった環境依存で起こる不具合の対処にも苦労します。当方の環境では再現せず、テスト用の実行ファイルを動かしてもらって、手探りで原因と対処法を見出すというようなこともありました。
ユーザにお勧めする使い方
「高速コピー」だけがクローズアップされがちですが、いろいろな付加機能も搭載しています。コピー処理中などにOSが重くなりにくい等のメリットもあるため、ハードディスクが1台のパソコンはもちろん、ハードディスクを複数台積んでいたりネットワーク転送を行ったりする場合でも、本ソフトを使う価値はあるでしょう。極力断片化を抑えて書き込むため、簡易デフラグにもなります。
エクスプローラのメニュー拡張はお勧め機能の一つですが、外部アプリとの連携も考えて作っています(いきます)ので、普段ファイラをメインで使っている方にもお勧めです。
今後のバージョンアップ予定
単なる「高速コピーソフト」に留まらず、ファイルコピーソフトとしての使い勝手を考え、“重くならない範囲で”バージョンアップしてまいります。予定を挙げたらキリがありませんが、エンジン面の強化としては、大容量バッファを生かしたベリファイ機能や、異なるデバイス間処理時の読み書きの並列化などがあります。
自分で思いついた機能を最優先で実装していますが、「こんな機能がほしい」等の声にもできる範囲で対応します。ご意見などドシドシお寄せください。
(kitt)