ソフトを開発しようと思った動機、背景
高校のコンピュータ部で文化祭に作品として出すゲームを考案中に、掛け持ちしていた化学系の部活の人たちと一緒に下校している途中、「原子が落ちてきて分子ができるようなゲームはおもしろそうじゃない?」という話になり、文化祭に出すものもまだ決まっていないし、作ってみるかということで作ってみました(私は現在、大学生です)。開発中に苦労した点
はじめに苦労したのは、判定する部分です。同じものを揃えて消すとか、一列に並べて消すとかではなく、分子ができたら消えるという形なので、多原子分子ほど苦労しました。二原子分子でも、当時は左右上下を入れ替えたものを別々に判定するというルーチンだったので、ソースが非常に長くなり、バグを見つけても修正するのが大変でした。例えば塩化水素の場合、「HCl」と並べた場合と、「ClH」と並べた場合は別々に判定していました。現在は改良を重ね、どちらでも同じように認識できるよなルーチンになっています。
あとは、ゲームバランスです。すべての原子を等確率で出すと、二原子分子がひたすらたまってしまうことに気づき、得点が進むにつれて黒鉛やダイヤモンドという邪魔者を落とすようにしました。そうすると今度は、ダイヤモンドに埋もれてしまうため、エネルギーという概念を導入し、炭素や黒鉛やダイヤモンドを窒素に変化させることで、たまりすぎることの回避を目指しました。
ユーザにお勧めする使い方
ノルマモードは、ゲームになれてもらおうという意味が若干込めらているので、そちらを先にやった方がいいかもしれません。ヘルプは、このページから別途ダウンロードしてください。展開(解凍)すると44MBにもなるので、注意が必要です。毒ガスを発生させると次第に落下速度が速くなるのにも、注意が必要です(というより、ほとんどが害のある物質なのでどうしようもないですが……)。通常版をやるときは、水素核融合をさせてエネルギーをため、ダイヤモンドがたまったら【F5】キーで窒素に変化すると、大連鎖の可能性ありです。
今後のバージョンアップ予定
大学が忙しいので、いまのところの予定はありませんが、デバッグ等はやっていく予定です。気が向けばそのうちVer.4の制作を開始するかもしれません。
最後に
ゲームの感想をください。ホームページに掲示板があるので、そこに書いていただいてもいいですし、メールでもいいです。Si_Densetsu氏がiアプリ版を制作してくれました。ここにあります。
(えいちつ~お~)