ディスククリーンアップやデフラグといったWindowsのディスク管理ツールを実行したあとに、パソコンの電源を落としてくれる終了時自動処理ソフト。あらかじめメニューに登録されたWindowsのシステムツールのほかに、任意のコマンドを実行させることも可能。Windows終了までのスケジュールとして設定できるのは、Windowsのシステムツール「ディスククリーンアップ」「スキャンディスク」「デフラグ」と、ユーザが指定する「任意のコマンド」。スキャンディスクでは、標準/完全と、すべてのドライブ/個別ドライブの指定を、またデフラグでは、ファイルの最適化/空き領域の最適化/両方の最適化といった実行時オプションの指定を「Before Power Off」の設定画面で行える。Windowsを終了させる代わりに「サスペンド」「休止状態」を指定することも可能だ。
三つのシステムツールはあらかじめ登録されている。「任意のコマンド」の登録は、ダイアログからファイルを指定する方法のほか、ファイルをドラッグ&ドロップすることでも行える。もちろんオプションスイッチを指定することが可能。スケジュール登録してあるイベントも、「保留」指定をすることで一時的に実行しないようにできる。イベントの実行順序は簡単に変更できる。
登録したイベントは個別に「テスト実行」で動作確認することが可能。最後に電源を落とす場合は、2種類のタイプが用意されており、使用しているパソコンに合ったタイプを「テスト実行」で確認して、スケジュールに登録すればよい。
設定されたスケジュールの内容は、「BPO.dat」というファイル名で保存される。datファイルを直接指定して「Before Power Off」を実行することも可能で、datファイルをパラメータ指定したショートカットを用意すれば、複数の終了パターンを使い分けることも可能だ。実行結果はログファイル「BPOLog.txt」に記録される。ログファイルの保存方法は、「ログを出さない」「ログファイルごと上書き」「既存のログファイルに追加書き出し」の3種類から選択できる。