「Sound Warehouse」は、強力な検索・分類機能を備えたサウンドファイルデータベース/プレイヤー。データベースには最大21億4,000万本あまりのサウンドファイルを登録することが可能で、255種類のラベルを付けて分類できる。分類結果をプレイリストにエクスポートすることも可能。MP3/AIFF/AIFC/WAVE/AU/Sound DesignerII/MIDIなどのサウンド形式に対応する。ソフトはデータベース、プレイリスト、プレイヤーの三つから構成される。データベースは「Sound Warehouse」の中核となるもので、ディスク内のサウンドファイルを登録・管理できる。ファイル名/サイズ、クリエータ/タイプなどの項目を表形式で一覧表示するウィンドウで、ファイル/フォルダのドラッグ&ドロップでレコードを追加してゆける。ハードディスクだけでなく、リムーバブルディスク内のファイルを登録することもできる。
登録ファイルに対して、ユーザが独自のラベルを付けることが可能で、例えば、音楽のジャンルなどをラベルに設定し、分類情報として利用できる。もちろん、ファイル名やファイルサイズを分類条件にすることもでき、計10種類の項目を条件として利用することが可能だ。
データベースからプレイリストに追加することで、サウンドファイルを再生できるようになる。プレイリストへの追加もドラッグ&ドロップで行える。また、データベースの各項目を条件に行った検索の結果をプレイリストに追加したり、新たなプレイリストを作成したりといったこともできる。
再生は、リストのダブルクリックなどで行える。リスト登録順またはランダムでの再生が可能。指定ファイルのリピート再生も行える。再生時にはタイムコードやスペクトラム、レベルメータなどを表示。ID3v2タグに画像が埋め込まれたMP3ファイルの場合は、画像を表示させられる。
そのほか、データベース内に同一のファイルが複数個登録されていないかを検索する機能や、MIDIをAIFFになどのフォーマット変換機能などがある。データベースをCSVファイルやHTMLのテーブルにエクスポートすることも可能だ。