「Panorama Maker」は、連続した複数枚のデジタル写真を合成し、簡単な操作でパノラマ写真を作成できるソフト。合成方法と合成する写真を選択するだけで、写真の重なり合う部分が自動的に判断され、自然なパノラマ写真を作れる。重なりの微調整やトリミングを行えるほか、輝度やコントラストの調整、回転といった編集機能も備えている。選択できる合成方法は、
- 写真を横に並べて合成する「水平」
- 縦に並べる「垂直」
- タイル状に並べる「タイル」
- 360°のパノラマ画像を作る「360°」
の4種類。「水平」と「タイル」は最大16枚、「垂直」は最大8枚、「360°」では最大32枚までの写真を合成できる。操作は極めて簡単で、
- 合成方法を上記の4種類から選択し
- 合成する写真をストーリーボードと呼ばれるエリアに置き
- ボタンを押す
だけでパノラマ写真が完成する。合成元になる写真は、あらかじめファイルやTWAIN対応機器から「Panorama Maker」のアルバムに取り込んでおく。画像の編集機能としては、トリミング、輝度とコントラストの調整、回転の各機能がある。これらは、合成前の画像に対しても、合成後のパノラマ画像に対しても適用することが可能。写真を重ね合うことで生じた上下左右のズレは、自動トリミング機能で簡単に除去することができるのに加え、微調整機能により、重ねしろの重なり方を手動で調整することもできる。
合成された画像は、通常のプレビュー表示や全画面表示で見ることができるほか、360°を見渡せるパノラマビューアを使って楽しむことができる(パノラマビューアで表示できるのは、横方向に合成された画像がある場合)。合成画像はBMP/JPEG/TIFFなどの形式で保存することが可能。また、QuickTimeムービーファイルやHTMLファイルにエクスポートする機能もある。
印刷は、倍率スライダを使って自由にサイズを決められるほか、複数枚の用紙に分割して行うこともできる。