「神の島」は、魔物が跋扈する島を舞台に、若者たちがモンスター退治に立ち上がる正統派のファンタジーRPG。島のワールドマップが小さい上、ほとんどのキャラが「テレポート」の魔法を利用できるため、町から町へ移動する時間が短いのが特徴だ。ゲームの舞台となる島には、人々を襲うモンスターが定期的に現れていた。しかし、ここ最近、急激にモンスターの数が増加し、町の人々は頭を悩ませている。そこで、魔法と剣の両方に優れている青年ナイゼルは、毎月恒例のパーティの席で友人3人を誘い、「神の島」へモンスターが減るように参拝することを決める。観光気分で旅に出発した4人だが、モンスターが「あるもの」を召喚するための儀式を行っていることを知り、モンスターたちのたくらみを阻止するために行動を開始する、というのがゲームのストーリー。
仲間のうち3人は魔法を利用でき、「テレポート」を使えば、今まで訪問した町やダンジョンに瞬間移動できる。そのため、RPGで面倒になりがちな、町やダンジョンへの移動に時間をかける必要がない。戦闘は、「バトルタイムゲージ」がいっぱいになったキャラから順に行動できるリアルタイムバトルシステムを採用。すばやさのステータスが高いキャラほどゲージの回復が早いため、ほかのキャラが一度しか攻撃できない間でも、能力の高いキャラは二度攻撃することができるのが特徴だ。
キャラにはそれぞれ「魔法」や「必殺技」があり、レベルが一定以上になると新しい技を覚えられる。また、各キャラで得意とする系統の技があり、例えば主人公なら、回復魔法や「レイズ」といった戦闘不能状態を治す魔法を使える。親友のアッシュはパンチやキックなどの肉体系攻撃技、仲間のサウラは攻撃魔法、そして女友だちのリーリンは回復魔法と補助魔法に優れている。各メンバーの得意な攻撃をタイミングよく敵に叩き込むのが戦闘のポイントだ。
戦闘以外にも、のんきで酒飲みの主人公と女好きのアッシュ、おしゃれなリーリンなど、個性派のキャラたちのやり取りがおもしろく、楽しみながらプレイできる。RPGの楽しみであるストーリーでは、最後にあっと驚く結末が待っている。