「SpotWeather」は、タスクトレイに常駐し、今日の天気、洗濯指数など、天気に関するさまざまな予報データをアイコンで表示するソフト。表示用のデータは、Yahoo!天気情報に提供されているウェザーニューズ社・CWWの天気予報が使用される。

タスクトレイに表示されるのは、天気予報アイコン（今日または明日の予報を表示）のほか、洗濯指数、警報/注意報、台風情報、花粉情報などと多い。もちろん、必要なデータだけをユーザが選択・表示できる。

タスクトレイメニューからは、今日/明日の予報、週間予報、台風情報を別ウィンドウに表示させられる。週間予報ウィンドウでは、週間の天気、洗濯指数などのほか、気象衛星画像、現在の天気図、予想天気図、降水量、気温、日照時間の6種類の画像が順次繰り返し表示される（表示する画像はユーザが選択できる）。台風情報では、台風の現在位置と予想進路を示す画像を表示する。

データの更新は、ユーザが指定した間隔で自動的に実行される。間隔は30分から5時間までの間で選択することが可能。自動更新は行わず、手動でのみデータ更新を行うこともできる。ノートパソコンなどの常時接続でない環境で利用するために、前回更新した情報をキャッシュに記憶して、次回更新時まではその天気予報を表示する「モバイラー機能」も用意されている。

天気予報を表示する地域は、全国142地域から選択できる。例えば東京であれば、父島、東京、大島、八丈島の4地域から選べる。

しかし、誰しも考えることは同じなようで、例えば台風が接近してくると、インターネット上の天気予報サイトや台風情報サイトはいきなり重くなることが多い。ADSLやFTTHの普及で自宅のネットワーク速度が上がっても、相手のサーバが遅ければ、結局なかなか表示されない情報にイライラすることにもなりかねない。しかも天気が気になるときに限って、時間的な余裕がないことは多いのだ。

「SpotWeather」は、インターネットの天気予報データをダウンロードしてくるだけ、という、考えようによっては実に単純なソフトだ。もちろん実際には上に挙げたようにかなりの機能を持っているのだが、これらの情報は「SpotWether」固有のものではなく、すべてYahoo!天気情報のページから入手することができる。

しかしながら「SpotWeather」の利用価値は高い。というのは、ユーザが意識しないところで自動的に最新の情報をダウンロードしてくれるという、実にありがたい機能があるからだ。これなら、いざ出かけようとしたときにあわてて天気予報ページを開く必要もない。なにしろそうした情報が必要になったとき、それらのデータはすでに自動的にダウンロードされているのだから。

「SpotWeather」の画面は、どれもコンパクトにまとまっており、画面デザインのセンスもよい。これからの季節に限らず、1年中使い続けたい、そう思わせるソフトだ。

時が流れ、インターネットが一般家庭に普及し、常時接続が可能になり、リアルタイムにさまざまな情報を取得できるようになりました。夢を現実にするときがやってきたのです。

開発中に苦労した点
まず、天気予報データをどこからダウンロードするかが大きな問題でした。著作権の問題もあり、そうそうたやすく転用させていただけるサイトは見つかりませんでした。そうこうしているうちに、ウェザーニューズ（CWW）様より転用の許可が下り、実現に一歩前踏み出すことができました。お世話になったウェザーニューズの方々に深くお礼を申し上げます。

さて、プログラミングについてといえば、インタフェースをどうするかという問題がありました。「パソコン初心者でも簡単に使うことができるようにしたい」ということで、いたってシンプルな操作性になるよう努めてデザインしております。

ユーザにお勧めする使い方
通勤やお出かけ、お洗濯の目安にお使いいただければ幸いです。台風情報、注意報警報、花粉情報のお知らせ機能もあり、より身近な気象情報ステーションとしてお使いください。

今後のバージョンアップ予定
天気予報データは、Yahoo!天気情報よりダウンロードしており、データフォーマットの変更により、ダウンロードができなくなることがあります。このような場合には、早急に対応し、バージョンアップを行っております。

お願い
「SpotWeather」に動作不良が発生した場合、ウェザーニューズ、Yahoo!天気情報には一切の責任はありませんので、問い合わせは開発元のFEEL-GOOD宛てにお送りください。