「oti3」は、1個から4個までの立方体が組み合わされた、さまざまな形状のブロックを5×5マスのステージ上に並べて消してゆく落ち物パズルゲーム。視点は斜め上からの見下ろし型になっている（ステージを左右に回転させることは可能）。落ちてくるブロックは、X/Y/Z軸のそれぞれに対して時計回り/反時計回りの計6通りの方向に回転させることが可能。さらに、前後左右に動かして位置を決め、マス目の上に隙間なく埋めてゆけばよい。同じ面のマス目がすべて埋まると、その面のブロックが消滅して得点となる。もちろん、同時に多くの面を消せば消すほど高得点につながる。

ブロックを構成する立方体には赤、青、黄色、緑のいずれかの色が付いており（1色のブロックが多いが、複数の色が混在したブロックも登場する）、消した面の縦または横1列の色が揃っていれば、さらにボーナス点が入る。また、隙間を残して巧妙にブロックを並べ、途中の面を消滅させることで連鎖を引き起こすことも可能。並べた同色の立方体のかたまりごとに落下判定がされるので、これも高得点になる。さらに面の消去後、ステージが空になっていれば、全消去ボーナスが加算される。

ブロックの落下スピードはゲーム開始時に1.0からはじまり、時間経過とともに0.1ずつ上昇して、最大10.0になる。

しかし、手強い分非常におもしろく、慣れさえすればかなりハマりそうなゲームでもある。通常の落ちゲーには物足りなさを感じている人にはお勧めであろう。BGMがないのはちょっと残念だが、操作性は良好である。

開発中に苦労した点
初めてやることばかりでしたのでたくさんありますが、ブロックの回転処理やブロックの影の描画、置かれたブロックの色の接触を考えた落下処理などには随分悩みました。あと、操作キーが多いのでガイドを表示したり、キーコンフィグを付けたりと、遊びやすくするために労力を使いました。

ユーザにお勧めする使い方
3Dな上に固有のルールもあり、このゲームの敷居は高いです。まずは操作に慣れることから始めてください。PSパッドを接続できればわかりやすいですが、慣れてくればキーボードを使った方が便利です。キーボード操作は、FPS（ファーストパーソンシューティング）をプレイしたことがある方には比較的わかりやすいかもしれません。ブロックの形状を覚えて、平面に置くためにはどの面を下にすればいいか等がわかれば、隙間なく積めるようになってきます。頻繁にステージを左右に回転させて、積み状態を確認することも重要です。普通に消していけるようになったら、色揃えや連鎖多面消しにチャレンジして下さい。やり方さえ理解すれば、連鎖多面消しもそんなに難しくはありません。

今後のバージョンアップ予定
ゲームモードを追加したりする予定はいまのところありませんが、操作性の向上やバランス調整など、やることがいくらか残っていますので、もうしばらくは改良を続けるつもりです。