Windowsや各種アプリケーションの設定内容を記録する「レジストリデータベース」の情報を、保存したデータと比較できるレジストリ監視ソフト。任意の時点でのレジストリ情報を保存し、どのように情報が変更されたかを比較できる。「レジストリ番犬ロン」は、レジストリ情報の変更点のチェックが行えるソフト。レジストリ情報を取り込み、階層をたどってそれぞれのデータの値を確認できる。レジストリそのものを書き換える機能はないため、誤って値を変更してしまう危険性はない。
初回起動時に「ファイル」メニューから「レジストリ情報を取込む」ことで、現時点のレジストリ情報をツリー表示させることが可能。読み込んだキー項目やレジストリ項目は、正常なレジストリ値やロックされている項目など、状態を示すアイコンがそれぞれに付加される。レジストリから読み込みを拒否されたキーの表示/非表示をオプションで設定することが可能。読み込んだレジストリ情報は独自形式で保存できる。
レジストリ情報の比較は、基準になるファイルを読み込んだ上で、ファイルメニューの「現レジストリ情報と比較」または、「比較対象ファイルを開く」を選択する。「現レジストリ情報と比較」は、開いているレジストリ情報のファイルと現在のレジストリの状態を比較する。一方、「比較対象ファイルを開く」は、基準ファイル以外の保存データと比較することができる。レジストリ値を除いたキー構成のみのチェックにも対応する。
比較の結果、変更されているキーにはアイコンに「!」が表示される。「!」をたどっていくことでも変更部分を確認することができるが、表示設定メニューの「変化分のみ表示」や表示メニューの「変化分を全て開く」などのオプションを併用することで、変更部分をすばやく確認することが可能だ。
なお、キー項目やレジストリ項目の上で表示できるコンテキスト(右クリック)メニューには、キー名のコピーのほかに、選択した項目を表示させない/チェックしないなど、個々の設定を施せる。
オプションにより、「重複している情報は取り込まない」「常に変化するシステム用情報はチェックしない」などを設定することが可能。行数によって警告を表示させたり、レジストリ項目の階層に対するレベル制約行数を設定したりすることもできる。