「ドッコイショ王国物語2 〜失踪王妃!〜」は、奇抜なデザインのモンスターとちょっとネジの外れた個性豊かなキャラクタたちが魅力の“笑える”RPG。ヒロインの砂糖水（さとみ）は、ドッコイショ王国の王女様。見た目はかわいらしいが、母親譲りの“思い込んだら一直線”の性格で、まわりにはちょっとはた迷惑な存在。しかも、人の話にはボケ倒し、わけのわからない自作の歌をどこでも歌い出すという、とことんマイペースな娘でもある。

こんな砂糖水がある日、冒険の旅に出る。目的は、突如失踪した彼女の母親である王妃エルフローネ密を探し出し、無事に連れ帰ること。しかし、この王国は街から一歩外に出るといつモンスターに襲われるかもしれない危険な環境。そもそもこの天然ボケ娘に、はたしてまともな事件解決ができるのか？　国王にして、作中唯一のまともな性格であるモサシ＝モョモトの不安をよそに、彼女は張り切って出かけるのであった……というストーリー。

ゲームの進め方や操作は、一般的なRPGとほぼ同じで、街の中でいろいろと買い物をしたり、他の人に話しかけて情報を収集したり、街の外でモンスターと戦ってお金と経験値を稼いだりといったもの。

街の外に出現するモンスターのデザインは実に楽しい。絵を見ただけで笑ってしまうような奴らが次から次へと登場する。使用するアイテムの名称が変わっているのも愉快だ。あまりの違和感に最初、「本当にこれで戦えるのか」と不安になったが、効果そのものはいたってまともである。

というか、このゲーム自体、ギャグの部分を除けば非常にオーソドックスなRPGである。モンスターとの戦いはなかなかハードだ。シナリオも意外にシリアスなところがある。

個人的にはもっともっとギャグの比率が高い方がうれしいが、ギャグ好きな人だけでなく、シリアス好きな人にも十分楽しめる、よくできたRPGといってよい。

この作品を作った背景には、今までにない「Only one」のゲームを作りたい、という気持もありました。「ドッコイショ王国物語」を発表したあとも、新たなインスピレーションが次々と沸いてきました。また、ユーザの方々からも「ドッコイショ王国物語はおもしろいが短すぎる」というお声を頂いており、さらにはこの作品を作ったツール「J-RPGCreator」での作品コンテスト開催とさまざまな理由が重なり、続編の制作に踏み切った次第です。

開発中に苦労した点
キャラクタの性格付けおよびデザインです。ストーリーはずっと前からあったのですが、「タコの君」などのキャラクタが生まれたのはかなりあとになってからでした。また砂糖水は当初けっこう普通の性格でした。そこからいろいろなものを足していって、滅茶苦茶なヒロインがやっと生まれたのです。

ユーザにお勧めする使い方
使い方というよりは遊び方ですかね……では、この作品をプレイしようとしてくださる方々に一言！

ごはんでも食べながら気軽にどうぞ！　でも、ごはんをこぼさないでね！！

今後のバージョンアップ予定
バグなどがない限りバージョンアップは予定しておりません。今はバージョンアップより新作のアイデアを練っております。報告、待ってます！！