「COOL3」は、押したキーボードに反応して、異なった踊りを見せてくれるデスクトップマスコットだ。背景やダンスの速度なども変更可能となっている。特別な設定は何も必要なく、起動さえすれば、ユーザのキータイピングに合わせて、アフロヘアーのダンサーが、104×124ドットと小さなウィンドウの中をところ狭しと踊りまくる。

ダンスに対応するキーは、【A】〜【Z】キー、【Enter】キー、スペースキーの28種類。ダンスをさせるために「COOL3」をアクティブにしておく必要がないため、メールの作成中などにもダンスをさせて楽しめる。

ステップを踏みながら左手を上下させるのが、ダンサーの基本動作。そこにさまざまなキータイプを加えることで、多彩なダンスを踊らせることができる。通常は、1キーに1動作が割り振られているが、スペシャルワード機能が搭載されており、ソフト名などの特定の単語を入力することで、8種類用意されているスペシャルダンスを見ることが可能だ。

背景は6種類から選択できる。ミラーボールをバックに踊る「ディスコ」、激しい回転の土星をバックに踊る「宇宙」、涼しげな「水」、踊り子のカンカンダンス従える「'70s（1970年代風）」、サイケデリックな色調の「サイケ」、波やカモメをバックに踊る「海」が用意されている。

背景を6種類から選べるので、気分に合わせて変更できるほか、特定の単語入力ではじまる「スペシャルダンス」といった隠しフィーチャーも含んでいて、飽きずに楽しめる点がうれしい。なお、スペシャルダンスがはじまると、画面が突然派手な演出に切り替わるので、思わず目がいってしまい、見逃さずに済んだのがよかった。

なお、速さは4段階から選ぶことができるが、速すぎると目の端でチラチラするため、筆者には合わなかった。標準よりも遅めにした方がより楽しめるだろう。

ユーザにお勧めする使い方
「プチクール」を搭載しましたので、より一層タイピングのお供にどうぞ。また、気分次第で背景を変えることにより、充実したパソコンライフを謳歌することもできます。

今後の展開
本来ならば「COOL2」のままでもよかったのですが、盛り込みたかったアイデアおよび要望をすべて搭載いたしましたので、完結編としてあえて「3」と名前を変えました。（バグなどにより）細かなバージョンアップはあるかもしれませんが、開発はこれで最後です。しかしながら「COOLシリーズ」はとても思い入れがあるので、何かの形で使っていくつもりです。