ノベルタッチの長編ファンタジーRPG。自由に位置決めを行える戦闘システムが特徴。「Cresteaju(クレスティーユ)」は、ルナンという名前の少女を主人公にした長編ファンタジーRPG。ルナンが住む「フィルガルト大陸」の中央部にある都市「クレスフィールド」はある日、大陸統一を目論む「エターナル」と名乗る謎の宗教団体の武力による侵攻を受ける。味方と思っていた男の裏切りにより、圧倒的に不利な戦況のなか、彼女は議長である父から託された手紙を手に脱出し、救援を求めて「アネート」へと向かう……というストーリー。ルナンは、各地を旅して仲間を作りながらモンスターやエターナルと戦っていく。
3D画像を用いた戦闘シーンでは、剣や魔法、銃などの飛び道具を使って敵を攻撃できる。戦闘を開始すると、画面左側の12×12のマス目に、敵と味方の位置が表示される。戦闘シーンではキャラの位置を自由に決めることが可能で、ポジショニングがゲームの妙味のひとつとなっている。例えば、敵は基本的に一番近い相手を攻撃してくるため、「LP(Life Point)」の低いキャラの前にLPの高いキャラを配置することで、弱いキャラの被害を減らすことができる。また、魔法の有効範囲を広げて、複数の敵や味方にまとめて魔法をかけることも可能(広げたぶん、効力は低下する)。そのほか、貫通力のある魔法を使用して、一直線上に並んだ敵を一気に攻撃することもできる。
魔法の使い方もポイントのひとつ。魔法を使用すると「MC(Magic Capacity)」を消費するが、「Cresteaju」では、しばらく魔法を使わずにいると時間経過とともにMCが自然に回復するようになっている。現在のMCを考慮しつつ、効果的に魔法を使うことが重要だ。
レベルアップにともなう自動的な魔法学習はない。その代わりに「魔法修得値」というパラメータが用意されている。プレイヤーは、魔法修得値を使って、それぞれのキャラに修得させる魔法を任意に選択することができる。修得可能な魔法の種類は、キャラによって多少異なる。