BMP/PNG ←→ICOの相互変換を行えるアイコンユーティリティ。透過マスク編集機能を備えるほか、1ファイルに複数サイズ/色数のアイコンを持てるマルチプルアイコンにも対応する。「@icon変換」は、実行形式ファイルに含まれるアイコンや画像ファイルを読み込み、アイコン(ICO)ファイルに変換できるソフト。逆に、アイコンファイルを画像ファイルとして書き出す(保存する)こともできる。読み込み/書き出しが可能なファイル形式はBMP/PNG、ICO、ICL(アイコンライブラリ)の各形式。さらに、EXE/DLLに含まれるアイコンに加え、PSD(Photoshop Data)ファイルの読み込みが可能(PSDはレイヤ/圧縮なし)。128×128/32bit色までの画像/アイコンの読み込み/書き出しを行える(色数はファイル形式により異なる)。
ファイルリスト、アイコン表示エリアが左右に二分割されたメイン画面はドラッグ&ドロップに対応しており、操作は簡単。例えば、EXEファイルに含まれるアイコンをICOファイルとして取り出したいなら、EXEのファイルアイコンをリストエリアにドロップし、表示エリアで確認しながら保存すればよい。複数のアイコンをICL形式で保存することも、サイズ/色数の異なる複数のアイコンをマルチプルアイコンとして保存することもできる。BMP/PNGへの保存もファイルリストのコンテキスト(右クリック)メニューから簡単に行える。
「透過マスクの編集」「アルファチャンネルの編集」機能があり、背景を透明にしたアイコンや、Windows XPの半透明アイコンを作成することができる。透過マスクは、ドット単位で透過部分を指定する「鉛筆」、透過を取り消す「消しゴム」、同色のドットをまとめて透過する「スポイト」を使い、最大1600%の拡大プレビューで確認しながら作成する。ある絵柄でマスクを作成後、マスクはそのままで別の絵柄を読み込むことも可能で、あらかじめ色違いの絵柄を複数用意すれば、シリーズのアイコンを容易に作成できる。
アルファチャンネルを利用すれば、アイコンを半透明化して、アイコンを置いた背景に自然になじませることが可能。ブラシを使い、ドット単位で透明度を設定できる。一定時間ごとにドット打ちを行うエアブラシ機能もある。PSD/PNG形式でアルファチャンネルが設定されたファイルは、そのまま読み込んで編集することが可能。