拡張子とアプリケーションとの関連付けやアイコン設定などをカスタマイズできるソフト。アーカイブファイルとアーカイバ(圧縮・展開ソフト)の関連付けが主な目的だが、そのほかのファイル形式にも利用できる。「圧関兵衛」は、ファイル形式とアプリケーションの関連付けのカスタマイズを支援するユーティリティ。アーカイブファイルなど同種の形式をひとつの「ファイルタイプ」にまとめ、アプリケーションと関連付けることができる。Windowsの「フォルダオプション」のように、拡張子別に設定する手間を省けるのが特徴だ。
関連付けの設定は、ファイルタイプの設定(初期設定ウィザード)と、アプリケーションとの関連付け設定(関連づけウィンドウ)の2段階で行う。「初期設定ウィザード」は「自動設定」と「手動設定・修正」に分かれており、さらに「自動設定」では、「標準設定」「詳細設定」が用意されている。
「標準設定」では、LHA/ZIP/RAR/CAB/TAR形式の関連付けを自動で行える。一方、「詳細設定」では、標準設定に加えてGCA/BGA/ARJ/YZ1/BEL/7-ZIP/SIT/CPT/ACE形式といった多彩な形式の関連付けを設定することが可能だ。
「手動設定・修正」は、主にアーカイブファイル以外の拡張子に対して関連付けを指定したい場合に使用する。関連付けしたいファイルタイプ名と使用する拡張子を登録すれば、即座にWindowsの設定に反映される。
ファイルタイプごとに利用するアプリケーションを選択できる「関連付けウィンドウ」は、「アクション」「アイコン」「その他」の三つのタブで構成されている。「アクション」では、関連付けるアプリケーションやアクション名、アクセスキーの設定など、関連付けによって実行する動作を設定する。
「アイコン」では、ファイルタイプごとにアイコンを設定できる。アイコンは関連付けしたアプリケーションに含まれるもの以外からも選択することができる。
「その他」では、拡張子の表示/非表示をファイルタイプごとに指定できる。設定は、システムに従う/常に表示する/常に表示しないの3種類があり、Windows側の設定と組み合わせることで、アーカイブファイルだけは拡張子を表示するといった指定も可能になる。