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ショートカットやマウス操作などの作業環境から、スキンやロゴなどの画面デザインまで、ユーザのカスタマイズできる項目が豊富に揃っている点も「GOM Player」のうれしい特徴。ここでは「環境設定」画面(【F5】キー)でカスタマイズしたいポイントをご紹介しよう。
「環境設定」の「一般」タブでは、操作に関するオプション項目をチェックする。ユーザの必要に応じて設定すればよいが、とりあえずお勧めしたい設定(チェックを入れておきたい)項目は、
マルチメディア(動画・音声)ファイルの関連付けを変更することで、より簡単に「GOM Player」で再生できるようになる。最新版の「GOM Player」では、「環境設定」-「その他」-「関連付け」から、Windowsのコントロールパネルを開いて「プログラムの関連付け」を設定することができる(Windows 10での操作例)。
キーボードによる再生時のシーク単位(移動する秒数)のカスタマイズは、「環境設定」の「再生 - 移動」で行える。初期状態では、
マウスボタンクリック、ホイール回転時の操作は、
基本的なジェスチャー動作は、
ショートカットによる操作項目や機能は非常に多岐にわたる(Gretech社のサイト(http://www.gomplayer.jp/player/option/shortcut.html)で確認できる)。ほとんどの操作をキーボードで行えるが、ユーザが新たにショートカットを追加登録することも可能。追加したショートカットは、元の「基本ショートカット」より優先して使用できる。
「GOM Player」は、標準で6種類のスキンを搭載し、「環境設定」-「一般」-「スキン」で、好みのものに変更できる。
「ロゴ(画面)」は、「GOM Player」の起動直後や停止時などに表示される基本画面のこと。「環境設定」-「一般」-「ロゴ」で、好みのものを選択できる。ファイルそのものはJPEG形式の画像ファイルなので、任意のJPEGファイルを「ロゴ」フォルダにコピーすることで、ロゴ画像として表示できる。スキンと同様、公式サイト(「ロゴ画面資料室」)からダウンロードして利用することも可能だ。
「GOM Player」は、コーデックやソースフィルタを内蔵することで、多彩な動画・音声フォーマットに対応している。GOM Playerが対応(内蔵)するコーデック、また再生時に使用しない(遮断する)外部フィルタは、「環境設定」の「コーデック」「フィルタ」タブで、それぞれ確認できる。
コンテンツのフォーマットによって、動作の不具合が生じたときには、新たなコーデックを入手したり、使用するコーデックやフィルタの設定を切り替えたりすることで、解決できる場合がある。エラー時に表示される警告ダイアログや公式FAQなどには、フィルタ/コーデックのチェックを選択/非選択にするよう指示されることがあるので、覚えておこう。
ここまで見てきたように、「GOM Player」はきわめて豊富な対応ファイル/メディア形式と、軽快な使い勝手を両立したマルチメディアプレイヤーだ。
動画ファイル/フォルダやDVD-Videoなど、「いま、見たい、聞きたい」と思ったアイテムをメイン画面にドラッグ&ドロップすることで、すぐに再生が開始されるので、まったく手間いらず。Webコンテンツのストリーミング再生には専用のミニブラウザを使えばよい。さらに、開いたアイテムはそのままプレイリストにも登録されるので、ファイルへ保存しておけば、次回からも呼び出してすぐ楽しめる。
とりあえずこれ一本用意すれば、マルチメディアソースを問わず楽しめるプレイヤーだ。
■操作に迷ったら、コンテキスト(右クリック)メニューを開こう本稿では、マウスボタンとショートカットによる操作を中心に紹介してきたが、メイン画面上のコンテキスト(右クリック)メニューからも、ほぼすべての機能・操作にアクセスできる。わからなくなったら、とりあえず右クリックして機能を探してみることをお勧めする。メニュー上にはそれぞれのショートカットキーも記載されている。覚えておくとキー操作でスムーズに使えるはずだ。
■カスタマイズで、自分の手になじむプレイヤーにマルチメディアプレイヤーに使い慣れた人は、「6. カスタマイズで、さらに使い勝手をよくする」を参考に、自分にとって使い勝手がよくなるように、徐々にカスタマイズしてゆくことをお勧めしたい。ここで紹介した以外にも、機能や操作性、デザインまでカスタマイズ項目が充実しており、とことんまで手になじむプレイヤーに作り上げることが可能だ。
【編集部注】本稿は2016年9月19日にリリースされたGOM Player 2.3.7.5261をもとにまとめられています。
●ダウンロード先:http://www.gomplayer.jp/player/