高圧縮書庫管理プログラム
●拡張属性(EA)を保存するには
拡張属性の保存はデフォルトではありません."-e"オプションを付けて下さい. この場合, 自動的にLevel 3ヘッダが利用されます. 同時に"-x"オプションが指定された場合, これまた自動的に"-d"オプションが付加されます.これらは, 安全性を考慮した結果であり,仕様変更の予定はありません.また, ヘッダレベルのみLevel 3にしたい場合は"-h3"オプションを指定することで可能です.
● Level 3ヘッダで何が出来るか
・OS/2の拡張属性(EA)も保存する事が可能になります.
・ファイル作成日時(CTIME)と最終アクセス日時(ATIME)も保存する事が可能になります.
・UNIX.GIDならびにUNIX.UIDという環境変数にUNIXにおけるUID/GIDを設定しておくことにより, 各ファイルに自分のUID/GIDを保存する事が可能になります. なおこの環境変数はTCP/IP for OS/2 V2.0 NFS Kitを導入済みの場合は設定されているはずです.
● LHA for OS/2 32bit versionの公開にあたって
このLHAはOS/2 2.11以降で動作します.この版から内藤政三氏の意向を受け, 拡張属性をサポートしています. ただし, 以下のような制限があります.
・拡張属性サポートオプション指定時に対象ファイル/ディレクトリに対してアクセスしてはいけません(例えばWorkplace shellのドライブアイコンなどから).
・内藤氏の意向を受けて作成していますが, ヘッダの取扱いが異なるため, 内藤氏が作成されたLHAで保存した書庫の拡張属性はサポートできません.
・Level 3ヘッダでのみサポートします.
● DOS版自己解凍書庫
DOSの自己解凍書庫を扱うには, FAT上で扱うか拡張子".lzh"を付けなくてはいけません.またこれらの書庫に対し変更を加えた場合, 結果は保証されません. 確実に破壊されると思います. 注意して下さい.
● MacBinaryヘッダ
このバージョンから, 書庫に付いているMacBinaryを認識します. きちんと認識するので, 書庫に対して変更操作を行う時に警告は出しません.その代わり, 一端いじってしまうと書庫についていたMacBinaryのヘッダは削除されます. これはMacBinaryヘッダの整合性が取れなくなること, 決め打ち動作が出来なくなり実装が面倒なことが主な理由です.