MLX to MDL コンバータ
MMLEXは拡張されたMML(Music Macro Languege)(以下ではMLX形式と呼ぶ)で
記述された音楽データを入力とし、さまざまな処理を適応させやすいMDL形式で出力
します。例えばSEDやAWKを使えば転調やノートアサインの変更などは簡単ですし、統計
的な処理も可能です。また、MLXMM2というツールを使うと、MDL形式で出力したファ
イルをマイクロ・ミュージシャン2のトラックデータに変換することができます。
MMLEXで一度に処理できるのは一つのパートです。これはMIDIのトラックに相当
します。
MMLEXは次の2点で拡張されたMMLを処理することができます。
1.重音を表現することができます。
(DF+>CF=)というふうに和音の表現ができます。「=」はナチュラル
記号です。カッコ内でのオクターブ指定はカッコ内でのみ有効です。
2.リズムパターンを表現することができます。
[A8R4A8R4A8A8^|A4.A8R8A8R8A4.|]ここでAの音を使っていますが
これはダミーです。音階を示すアルファベットならばなんでもかま
いません。休符でないことを示しているのです。この例はまた省略
時音長「L」を使って
L8[AR4AR4AA^|A4.ARARA4.|]と書くことができます
また、重音表現と組み合わることによってコードの繰り返しを
L8(DF+>CF=)[AR4AR4AA^|A4.ARARA4.|]
と表現することができます。