花子→PostScript 変換ユーティリティ
1.使用法
hanaps <ファイル名> ..
ファイル名は、花子の *.drh ファイルであること。
拡張子は省略不可。
複数指定可。
出力として PostScript プログラムが標準出力に出力されます。
出力のリダイレクション可能。
2.出力の内容について
出力はA4の縦置きを前提としています。元ファイル中の描画要素のうち最も左下に存在するものが、A4用紙の左下に出力されるように調整されています。出力データの先頭に 30 30 translate とありますので、適宜調整することで、希望とする位置に出力されます。
文字サイズは、標準を指定した場合 16Pt で出力されます。それ以外の文字サイズは、例えば4倍角なら 32Pt と言う具合いに、おおよその比率を決めて設定されています。
標準フォントは /Ryumin-Light-Ext-RKSJ-H を使用しています。英文フォントは特に区別していないので、他のフォント (Times-Roman など) を使用したい時には、出力結果の PostScript プログラムを編集します。
ゴシック体を利用したい場合には、文字種で太字を設定してください。
明朝/ゴシックともに斜体の指定が可能です。設定値は20%としていますが、さらに強い斜体を使用したい場合には、 concat オペレータの部分を変更します。
出力は、花子の通常の印刷結果に似せる事よりも、画面イメージを再現させる事に重点を置いて設計しています。例えば、通常の花子の出力は、文字サイズが画面で見るよりも小さ目に印刷されますが、本プログラムではできるだけ画面上の比率に合わせるようにしてあります。従って、文字を長方形枠で囲むような場合にも、間の抜けたような感じになりません。