泌尿器科の熟年男子患者の増加は前立腺肥大が顕著
前立腺肥大症の手術後10年経過、数年前より夜間頻尿、ぜん延性排尿、尿放出力の低下、残尿量の増加などが自覚されるようになりました。前立腺肥大症は40歳代から発生するものですが、50歳代以降は加齢とともに急速に発生します。排尿症状のQOLは熟年男子の憂鬱問題です。オシッコの出が悪いので気が重いならまだしも、前立腺癌による排尿困難は他の臓器への転移による命とりになるから症状軽視をしてはいけません。最近は前立腺肥大の患者の数が多くなっています。今回試作の前立腺肥大のセルフチェックはすでに国際前立腺症状スコアのソフトを試作公開したものと同じ内容ですが、診療所で入手したパンフレットのイラストが面白かったので、再度セルフチェックのソフトを再試作しました。再度の学習から前立腺肥大症の経尿道的前立腺切除術(TURP)を受けても、切除部分以外の肥大が発生し、その発生は癌の心配が大いにあるということが今回知りました。前立腺癌の予備的学習が必要になったようです。現在、定期的スクリーニング検査とPSA精密を観察、もちろん薬物療法を 行っています。多少は治療の効果があがっています。働き盛りの熟年男子の悩みのタネを幾分でも少なくなることを念願して再度の試作ソフトを発表します。