超音波乳化吸引と眼内レンズ挿入術の白内障手術の判断
加齢性白内障の手術は眼底や視神経の病気が合併していなければ、手術で視力を回復させます。数式はないが、老人性白内障の水晶体の濁り(白濁)は、早い人で40歳代から発症し。60歳で65%、86歳ではほぼ100%の老人が白内障に罹患します。水晶体の一部に透明部が残存していると、そこを通過する光は網膜に結像するので、混濁の程度によって視力が保たれることがあります。瞳孔の大きさと、混濁部位との関係も視力低下に大きく影響します。水晶体混濁が瞳孔の中央にあれば、視力低下は大きく、瞳孔領から外れていれば、視力低下はそれほど低下しません。
今回の看護数式は、白内障の視力低下を0.4までは薬物療法、視力低下0.3は白内障手術判断の初期限界、0.2は白内障手術判断の中間判断、0.1は白内障手術の早期実行を判定するプログラムとしています。