白血球数から各像の割合を求めます
白血球は細菌感染に際し体を防衛する細胞です。好中球、リンパ球、単球、好塩基球、好酸球の白血球像といろいろな働きを有しています。白血球数から各像の割合を求めます。好中球など顆粒球が重要です。顆粒球の減少(1500/μ以下)で防御機能は低下します。1000/μ以下で防御機能はほとんど失われ、500/μで致命的となり、菌血症状・敗血症を起こし、常在細菌叢による日和見感染が重症化し致命的となることが多いです。抗癌剤の減量・中止基準≫●WBC≦4000またはPlt≦15万:25%減量●WBC≦3000またはPlt≦10万:50%減量●WBC≦2000またはPlt≦5万:中止。