体重入力だけで血液成分をすばやく求めます
看護数式として体重の入力だけで血液を構成している成分の量を求めるものです。体内血液量は組織の新陳代謝等に関与する。血漿は栄養分を組織に運び,血管外液と水分の交換をする水分の交換をする組織の水分維持,高い熱伝導性と比熱による体温調節,抗体や補体による生体防御,ホルモン運搬の働きをしている。蛋白質は=アルブミン・グロブリン・線維素原は,血漿蛋白質の50〜69%を占め,肝臓で体重1kg当たり1日200mgが合成され,血漿浸透圧の維持とホルモンや脂肪の輸送をしている。グロブリンは(α1,α2,β,γ)は,リンパ系細胞によって生産され,α・グロブリンは,リポ蛋白(HDL)やα・フェトプロテイン,ハプトグロビン,マクログロブリンなどを含み,抗動脈硬化作用,鉄や銅の運搬,血行性感染の防御,遊離ヘモグロビンによる尿細管の防御などの働きを行っている。
脂質は,血漿量の1%の関係にある。これは中性脂肪,コレステロールなどである。糖質も血漿量の0.1%の関係にある。無機塩類は,Na+,K+,Ca2+,Mg2+,Cl-,HCO3-を含むもので,それぞれが重要な健康維持のバロメータとなっている。
定期的に検診の検査値を入手する医療看護の環境にある方はそれらの関係項目数値の参照とその各成分の過不足によって起こる症状や経緯の推察のチェック看護数式として活用できます。