満を持して登場したバージョン「2」だが、ウリはもちろん、背景色の指定による“超高速ワンクリック写真切り抜き”だ。ポイントによる範囲指定に比べれば、劇的に楽で、劇的に速い。メーカーでは“最短3秒”と謳っているほどだ。本当に3びょうなのかどうかは、メーカーの作成したサンプル動画がYouTubeに上がっているので、ご自分の目でお確かめいただきたい（https://www.youtube.com/watch?v=GsPaEkd8dwg）。

もちろん、読み込む切り抜き対象の画像にもよるが、背景がシンプルなものであれば、たしかに範囲指定作業はアッという間に、しかもなかなかの精度の高さで終了する。あとは切り抜きを実行すればよいだけなので、簡単なこと、この上ない。細かな部分が残ってしまったら、ポイントを使って範囲を指定し、さらに切り抜きを実行すればよい。

この「直線」ツールを使用する場合は、輪郭を自動的に検出し、自動でポイントを打ってくれる「自動選択」というオプションがある。ただ、筆者の使い方がよくないのか、環境（Windows 7 Professional）がよくないのかはわからないが、正常に動作しなかった。念のため、ご報告しておく。