ソフト詳細説明
【 概要 】
TCommonMemory は複数のプロセス間で使用する共有メモリを簡単に作成・活用
する為のユニットです。
ファイルによるデータアクセスと違い、共有メモリを使えば異なるプロセス間の
データの共有や交換もスピーディに容易に行なえます。
【 TCommonMemory のプロパティ 】
TCommonMemory で追加されたプロパティは、以下の通りです。
property Handle: Integer;
共有メモリのハンドル
property Memory: Pointer;
共有メモリ
文字列以外のデータの場合は、この Memory を直接使って下さい。
property Size: Integer;
共有メモリのサイズ
property Name: String;
共有メモリの名前
同じ名前で共有メモリを作成すれば、同じ共有メモリを使用する
事になります。
property Str: String;
共有メモリ内のデータの文字列表現
property StrList: TStringList; ※1
複数の文字列の入力をサポートする為のプロパティです。
Str := StrList.Text; で StrList のデータを共有メモリへ送信します。
StrList.Text := Str; で共有メモリのデータを StrList へ送信します。
property ProcessCount: Integert;
現在この共有メモリを使用中のプロセス数
property VByte[Index: Integer]: Byte;
共有メモリ Memory を Byte 型の配列領域と見なし、Byte 型の
データの取得・設定を簡単に行なう為のプロパティです。
property VWord[Index: Integer]: Word;
共有メモリ Memory を Word 型の配列領域と見なし、Word 型の
データの取得・設定を簡単に行なう為のプロパティです。
property VInteger[Index: Integer]: Integer; default; ※2
共有メモリ Memory を Integer 型の配列領域と見なし、Integer 型の
データの取得・設定を簡単に行なう為のプロパティです。
property VDouble[Index: Integer]: Word;
共有メモリ Memory を Double 型の配列領域と見なし、Double 型の
データの取得・設定を簡単に行なう為のプロパティです。
※1 property StrList: TStringList; はリードオンリィプロパティですが、
CM := TCommonMemory.Create(Name, Size); // 共有メモリを作成
CM.StrList.Add('東京都');
CM.StrList.Add('京都府');
の様な事が可能です。